山田太郎の気づきノート

タスク管理や効率化、自分の活かし方を中心に、実践を通して得た気づきやコツを図解を交えて紹介します

【コミュニケーション・人間関係】「もったいない」言い方、していませんか?

おはようございます。山田太郎(仮名)です。

今回は「相手に動いてもらうために、表現(言い方)
にも気を付けよう」という話です。

 

実は私は、トーストマスターズクラブというスピーチクラブに

参加しています。このスピーチクラブにした決め手の1つは

「論評」つまりアドバイスのコーナーが面白いと思ったからです。

 

スピーチに対して2~3分程度で論評者というアドバイス役を

割り振られたメンバーがコメントするのですが、

そこでのアドバイス(論評)には、ある共通点があります。

 

それは、多くのメンバーが

 

「改善点」


という言葉を使わない、ということです。

その代りに「こうすればもっと良くなる」という表現を使います。

 

これは言われる立場(スピーチをして、アドバイスを受ける立場)
になるとわかりますが「改善点」と言われるとともすれば
「今が『悪い』」という印象になります。
マイナスをゼロにするイメージです。

 

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逆に「こうすればもっと良くなる」ならば、今もいいけど、更に良くする
ため、という聞き手の印象になります。
プラスを更に大きなプラスに、少なくともゼロをプラスにするイメージ
ですね。

 

確かに細かい言い方の違いではありますが、こういう細かな積み重ねが
人の心に響くものです。


個人的には、アドバイスは「言って終わり」ではないと思います。

 

ただ言うだけでなく、相手がそれを受け入れ、行動を変えて結果を
出してくれて初めて意味があるものではないでしょうか。

 

また、見過ごされがちですがアドバイスと言うのは常に相手から
嫌われるリスクをはらみます(何でもかんでも口を出してくる人って
嫌ですよね?(^^;))

 

そういう意味でも「相手が受け入れ、行動しやすい表現」というのは
地味ですがアドバイスの目的を考えればとても重要なことです。

 

皆さんも、アドバイスする時は「自分ならこう言われてみたい」と
思う言い方で伝えてみて下さい。

 


まとめると「アドバイスをする時は、例えいまいちな部分でも
『改善点』ではなく『こうすればもっと良くなる』と伝えてみる。
それ以外も『自分ならこう言われたい』という言い方にする」
ということです。

 

 

ぜひ、試してみて下さい(^^)/

 

 

●トーストマスターズクラブ日本地区総括


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