山田太郎の気づきノート

タスク管理や効率化、自分の活かし方を中心に、実践を通して得た気づきやコツを図解を交えて紹介します

【プレゼン・スピーチ】3つの期待を意識しよう

おはようございます。山田太郎(仮名)です。

 

今回は、「話し手だけでなく、聞き手と
依頼人の期待も意識して話そう」という話です。

 

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この図を見てもわかるように、一言で言えば「聞き手と
依頼人の期待も把握し、それを意識して話そう」ということです。

なぜかと言うと、話し手は聞き手と依頼人の期待を意識せず
(または想像だけして確認せず)、結果としてせっかくの
プレゼンの価値を十分発揮できないことがしばしばあるからです。


プレゼンやスピーチをする時、大前提として話し手が話したい
こと(話し手の期待)が大事なのは言うまでもありません。

しかし、ただ「伝える」だけでなく、聞き手に「伝わる」、
そして「行動してもらう」ためには、話し手の期待だけでは
不十分で、聞き手と依頼人の期待を確認する必要があると
最近よく感じます。


これは自戒も込めての話ですが、話し手はそのテーマについて
思い入れが強すぎて、どうしても聞き手を置いてけぼりに
しがちなのです。

全部が全部そうでなくても、聞き手の立場からすると「ここは
もっとあっさりでいいから、別のあの部分をもっと聞きたかった
な……」ということもしばしば。こういう場合はやはり、聞き手と
しては大満足とは言えず、行動にもつながりにくくなります。

私自身の経験としては、講師は知識(あるべき姿)の話ばかり
しているが、聞き手はむしろそれを実行に移す際の
壁をどう乗り越えればいいかを聞きたい、などがあります。
「わかっちゃいるけど、じゃあどうすりゃいいのさ?」という感じで(^^;)


また、講師として話す場合には(依頼人が同じ組織内でも)、
やはり「依頼人の期待」も確認する必要があります。
自分が話したいことと、依頼人が話してほしいことは
必ずしも同じではないからです。ここも事前に入念な調整が必要です。


私自身、上記をかなり確認しているつもりですが、それでも
講演が終わって必ず反省に上がるのが「もっと聞き手(や依頼人)の
期待を確認すべきだった」です。

自分のプレゼンやスピーチを見直す時「聞き手にとっての価値は
何か?」という視点で見直すことももちろん大事ですが、やはり
直接確認することに勝るものはありません。

聞き手としても、自分たちの期待や不安に話の中で触れられていると
「この人は自分に向けて話してくれている!(使いまわしじゃない!)」と
思ってくれる……はず(^^;)


まとめると「『伝える』から『伝わる』にするために、
自分の期待だけでなく聞き手や依頼人の期待も確認し、
内容に反映しよう」ということです。


ボールを投げる前に、まずは相手のグローブの位置を
確認しましょう(^^)/ 

 

 

 ●今日の一言

ボールは相手のグローブの位置にむかって投げましょう