山田太郎の気づきノート

タスク管理や効率化、自分の活かし方を中心に、実践を通して得た気づきやコツを図解を交えて紹介します

【プレゼン・スピーチ】「どう伝わったか」は聞き手のメモで知りましょう

こんばんは、山田太郎(仮名)です。

 

今回は「プレゼンで聞き手に『伝わって』

いるかを知るために、聞き手のメモを写真に

撮ろう」という話です。

 

「『伝える』ではなく『伝わる』が大事」

皆さんも、この言葉を聞いたことがあると思います。

2つの違いは簡単に言うと

 

「伝える」 → 話し手が聞き手に向けて「発信する」

「伝わる」 → 聞き手が「受け取り、理解する」

        (その結果の行動まで含めることもある)

 

と言った感じでしょうか。言い換えると、

 

「話し手目線が『伝える』、聞き手目線が『伝わる』」

 

ということです。当然ですが、プレゼンやスピーチの

目的を達成するには「伝える」だけでは不十分で、

「伝わる」ことで初めて目的を達成することが

できるようになります。

 

 

……と、ここまではまあ当たり前の話。

 

ところで、皆さんは実際に「どう伝わったか」を

どのように確認していますか?

 

一番分かりやすいのは「自分の提案を

聞き手が実行してくれたか」。

 

具体的には、売り込みのプレゼンなら

商品やサービスの購入ですし、研修会なら

参加者が帰ってから提案を実行してくれることです。

これはまさに、ゴールそのもので評価できます。

 

では、「提案が実行されなかった場合」は?

この場合、4つの可能性があります

 

(1)耳や目に入らなかった

(2)頭に入らなかった

(3)腑に落ちなかった

(4)心理的な壁を越えられなかった

 

それぞれの詳細や対応は長くなるので別の機会に

改めて記事にしようと思いますが(覚えていたら(笑))、

ここで大事なのは上の4つのうち、どこでつまづいたか、

ということです。それにより対応も大きく違います。

 

例えば、「(1)耳や目に入らなかった」なら

もっとはっきり、大きな声でしゃべったり、

文字の大きい、図の多い見やすいスライドを作ろう、

ということになります。

 

逆に、最後の「(4)心理的な壁を越えられなかった」

なら、事前の聞き手分析(特に相手が何を好み、嫌うか)が

不十分だったのかも知れませんから、事前のヒヤリングや

アンケートなどを強化する方向になります。

 

限られたプレゼン準備の時間、そして日々の仕事や生活の中で

より成果をあげるために、まずは上の4つのどこで

つまづいたかを明確に知る必要があるのです。

 

……すいません、前の説明が長くなりすぎましたが、

そろそろ結論を(汗)。要は、「どこでつまづいたかを

知るために『聞き手のメモを写真に撮らせてもらって

見返しましょう』」ということです。

 

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これは私が昨日のあるプレゼン勉強会で実際に書いた

メモですが(原本は本人に渡しました)、これを見るだけで

「聞き手にどう『伝わった』か」がかなりの精度でわかります。

 

例えば、

 

●自分が強調したメッセージがメモ自体に書いていない

→「(1)耳や目に入らなかった」か「(2)頭に入らなかった」

 

●メッセージやポイントがメモはされているけれど、意図と

 違う場所にメモされている、強調されていない

→「(2)頭に入らなかった」や「(3)腑に落ちなかった」

 

●言いたいことが全て網羅されているのに、なぜか提案が

 受け入れられなかった

→「(4)心理的な壁を越えられなかった」や「(3)腑に落ちなかった」

 

まあこれはあくまで一例で、正直今即興で考えたので色々と

例外はあるでしょうが、イメージはなんとなく掴めると

思います。

 

何にせよ、ポイントは自分の伝えたいことが「相手にどう

『伝わった』のか」を知ることが非常に重要、ということです。

もちろん、聞き手がメモ自体をしているかや聞き手の雰囲気、

質問などと合わせることで、更に精度を上げられると思います。

 

あ、ちなみに聞き手のメモ自体をもらってはダメですよ。

メモがなくなると聞き手が内容を忘れて肝心の行動を

してくれなくなるかも知れませんから(笑)。

 

 

まあ、まとめると「聞き手にどう『伝わった』のかを

知るために聞き手のメモを写真に撮ろう」ということです。

 

聞き手あってのプレゼンやスピーチです。

前も後も、まずは相手を知ることから始めましょう。

ぜひ、試してみて下さい(^^)/

 

 

今回は、こんなに長~い記事を最後までお付き合い頂き

ありがとうございましたm(_ _)m

 

今回はかなり長い記事になってしまいましたが(汗)、

それだけの価値は込められたと思います

(十分に「伝わって」いるかはわかりませんが(^^;))。

 

これからも日々の気づきや学び(特に、自分が実際経験

したこと)を書いていこうと思いますので、お付き合い

いただければ幸いですm(_ _)m

 

 

●今日の一言

聞き手のメモは「どう伝わったか」のヒントの宝庫です

 

●参考1(対応法のおすすめ本)

これだけ!  プレゼンの本質

これだけ! プレゼンの本質

 

 (上記(2)~(4)の対応法がわかりやすく書いてあります)

 

●参考2(今回参加した勉強会)


プレゼン勉強会 参加者の声

 

 

◆補足

Facebookへの紹介を転載

 

【聞き手のメモを写真に撮り「どう伝わったか」を知ろう】

 

ブログを更新しました。相手に提案を受け入れてもらえなかった時、「どこで伝わらなかったか」確認していますか?聞き手のメモは「伝わらなかった場所(つまづいた場所)」の大きなヒントになります。

 

「もっと伝わるプレゼン」にするために、ぜひ聞き手のメモを写真に撮って見てみましょう。