山田太郎の気づきノート

タスク管理や効率化、自分の活かし方を中心に、実践を通して得た気づきやコツを図解を交えて紹介します

【成果・貢献】餅は餅屋、袴は袴屋

こんばんは、山田太郎(仮名)です。

 

今回は「組織全体のために、餅は餅屋の、

袴屋は袴屋の仕事をしよう」、つまり、

組織のために何でも屋にならず自分の最大限

貢献できる専門性を活かそう、という話です。

 

なお、今回の記事は結構愚痴テイストな部分が

あるので、そういうの苦手な人は今回スルーして

下さいね(^^;)

 

ちなみにタイトルの袴屋(はかまや)は「紺屋の白袴」と

いう言葉がなんとなく浮かんだので書いて見ましたが、

自分でもなぜこうしたかちょっと意味がわかりません(^^;)

紺屋の白袴(コウヤノシロバカマ)とは - コトバンク

 

 

さて、話を戻して。

 

今日の仕事で、ちょっとイラッとすること

がありました(自分で言うのもなんですが、

私にしてはとても珍しいことです)。

 

それが何かと言うと「文章の細々した部分

(体裁)の執拗な手直し」。

 

勘違いして欲しくないのですが、別に私は文章の

体裁自体がどうでもいいと言っているわけではありません。

それはそれで、組織の顔や体面として重要な面は

あるでしょう(個人的には色々と思うところはありますが)。

 

ただ、それを事務の専門職以外に細かく要求するのは、

組織全体の貢献を考えた時本当に意義のあることかという点は

大いに疑問があります。言い換えれば「必要ではあるが

要求する人間を間違っている」と強く感じました。

 

私は一応医療の専門職として雇われているので、

どう考えても文書の細かい規則は専門外です。

 

それを学ぶことに時間を割くより、自分の専門の医療の分野を

さらに伸ばし、より専門職として質の高い判断をしたり、

他の職種に情報提供することを通して組織全体のレベルアップを

した方が貢献度が高く、最終的に顧客のためになると感じました。

 

まあ、「読み書きそろばん」ではないですが、組織の一員として

最低限必要とされるレベルというのがあるのは事実でしょう。

ただ、この「底上げ」型の要求は往々にして各人のモチベーションを

下げるので、マネジメントとしては十分注意する必要があります。

 

個人的には一番は、放り込むだけでこういう細かい体裁を整えて

くれるプログラムができることなんですけどね……正直「形だけ」の

部分に時間を割けるほど暇ではないし、また無責任な立場でも

ないですし(汗)。

 

まあ、もう少し前向きな表現にすると、やっぱり職種によって

得意分野と言うか、成長の効率がいい分野ってあると思うんですよね

(正確に言うと、成長の効率がいいからその職種にいるのでしょうが)。

 

だから、原則として自分の成長性の高い分野を伸ばすのに

できるだけ時間を割くべきだと思うんです。

 

これは、個人の観点ではまず達成感につながります。

やはり、大抵の人は「得意がもっと得意になる」方が

「苦手が普通になる」より楽しいものです。

 

そして、組織の観点ではさらに重要で、組織の貢献は

そのメンバーがどう貢献できるかにかかっていますが、

そのためには得意分野で貢献してもらうことが欠かせません。

 

単純に貢献の時間効率がいいというのももちろんですが、

自分の得意分野では各メンバーのモチベーションも高く、

その力を十分に、時には実力以上のものを発揮できるからです。

 

もちろん、縦割りのように完全に分業にすると休暇も取れなく

なりますし、病気や事故への対応力がなくなってしまいますが、

やはり、出来る限り上記の原則に沿いたいものです。

 

また、実はこれは組織の業務分担に関する部分なので、個人だけ

では大いに限界があります。やはり、マネジメントとしても

出来る限り得意分野に配慮した分担が必要でしょう。

 

最後に、個人のレベルで考えると、自分の苦手分野を克服する以外の

方法として、苦手分野の専門家(餅屋)と信頼関係を気づき、

見かけ上自分の仕事(でも苦手分野)の場合でもどんどん頼める

関係作りが重要かも知れません(もちろん、まずは自分から提供ですよ)。

 

 

少し長く、とりとめなくなってしまいましたが、まとめると

「並への底上げの要求は最低限にし、各人が最大限自分の

得意分野に集中できる環境を作るのが、個人であれマネジメントであれ

組織とメンバー、なにより顧客への責任である」ということです。

 

 

愚痴から入って最後はちょっと固い話になってしまいましたが、

他山の石としていただければ幸いです(^^)/

 

 

●今日の一言

「餅屋は餅屋、袴は袴屋。あなたの最高の仕事を待っている人がいる」

完璧超人を求めるのは自由である。ただし、求めるならその結果にも

責任は追わねばならない。個人としても、組織としても」

「万能の天才を求めてはならない。仮に雇えたとしても、

せいぜい在庫管理に貴重な才能を浪費するだけである」(ドラッカー

 

 

◆参考:私の職場(保健所)の場合

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◆補足

Facebookへの紹介文を転載

 

【餅は餅屋、袴は袴屋】

ブログを更新しました。餅は餅屋に任せ、袴屋(はかまや)は袴を染めることに集中しましょう。個人としても組織としても、この原則にどれだけ忠実になれるかが顧客への貢献を決めます。

 

……往々にして、記事を書き終わって紹介文を書いている時に「自分の意図」に気づいたりします(^^;)