山田太郎(仮名)のメモ帳

生き方、時間術、プレゼンやコミュニケーション、人材育成などについて日々の気づきを書いていきます

【本の紹介】風姿花伝(いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ)

こんばんは、山田太郎(仮名)です。

 

今日は本の紹介です。

今回は「風姿花伝(いつか読んでみたかった

日本の名著シリーズ)」です。

 

実は、PHP研究所の「新訳 風姿花伝」を読もうとしたのですが、

海苔のようにのっぺりした文面に心を折られました……(^^;)

まあ、別に私は格調高い本が読みたいわけじゃなくて、本質と概要が

わかればいいんです。読書も目的が大事(。-`ω-) ←言い訳

 

さて、では本題に行ってみましょう。

 

 

風姿花伝

風姿花伝 (いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ)

風姿花伝 (いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ)

 

おすすめ度:★★★★☆(4/5)

 

風流と雅を学ぶため購入。

能を大成した世阿弥の本です。

 

元々はPHP研究所の新訳シリーズの奥付で紹介されていて興味を

持ち、新訳シリーズは一度買ったものの読みにくくて挫折(汗)。

ただ、この本自体は読みたかったので本屋さんで立ち読みして

読みやすそうだったこれを再度購入しました

(「91分で読める」というコピーもいいですよね)。

 

当たり前ですが基本的には能をする人向けの本なので

そのまま活かせない部分も多いです。ただ、物事なんでもそうですが

突き詰めれば原理原則の部分でつながっているものもかなり多いので、

そういう部分は勉強になりました。

 

内容としては

 

「老いた能の役者は、『何もしない以上にすることはない』。それでも、

本当にすぐれた役者なら人に見せられる能が少なくなっても『花』を

残しているもの。例え老木となり枝葉が少なくなっても、花は散らずに残る」

(老骨に残った花)

 

「本当に道を極めた役者なら、目の利かない観客にさえ『面白い』と

思わせる演技ができる」

「物まねを極めてそのものに真からなりきれば、似せようと思う

気持ちなどなくなる」

 

などが特に印象に残った。その他にも

 

「上手は下手の手本。下手は上手の手本」

「若い年代の役者が物珍しさからベテランより高評価をもらっても、

所詮はひと時の『花』。ゆめゆめ慢心してはならない」

 

なども心に留めおきたいと思った(特に下の「初心者の物珍しさ

からの賞賛」は思い当たる節がかなりあるので……)。

 

 

能という芸術を大成しただけあり、とても深みのある本だと

思う。また、端々に世阿弥の後進へのやさしさも感じた。

さらにこの本ならレイアウトも非常に読みやすく、

とっつきやすいはず(「91分で読める」にほぼ偽りはなかった)。

 

読みやすく幅広い人におすすめできるが、特にある程度人生経験を

積んだ30代以降の人に強くお勧めできると思う。

 

また、この能の考えは上記の「例え聞き手の目が肥えていなくても

面白いと思わせるのが役者」のようにプレゼンテーションや

スピーチとも通じる部分があるので、そういう方面に興味がある

人も、自分に厚みを持たせるために読む価値があるだろう。

 

 

●今回の本(おすすめ度:★★★★☆(4/5))

風姿花伝 (いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ)