【コミュニケーション・人間関係】「我々」で聞き手の仲間になろう
こんばんは、山田太郎(仮名)です。
相手にとって価値のある話をしているはずなのに、
なんとなく相手との距離を感じる……ということ、ありませんか?
私はあります(^^;)
今回はそんな人に向けた「聞き手との距離感を縮めたい時は
『我々』という主語を使おう」という話です。
こんな人におススメ!
聞き手との距離感が縮められなくて悩んでいる人
この記事でわかること
聞き手との距離感を縮める方法がわかります
「我々」で聞き手の仲間になろう
今日、Facebookで「主語を変える」という話題が出ており、
そう言えば先日ある本を読んでいて主語の使い方に
気づきを得たので、せっかくなので絵付きでまとめてみました。
今回の話は先ほどの通り「聞き手との距離感を縮めたい時は
「我々」という主語を使おう」という話です。
「あなた」は相手によく”刺さる”が……
人に何かを伝える時は、相手に「自分事」として
受け止めてもらうことがとても重要です。
「あなた」という主語は相手に「自分事」として受け取って
もらえる反面、相手に「刺さり過ぎる」ことがあります。
特に、相手を“否定”するような発言の場合、反発を招いて
話の中身に聞く耳を持ってもらえなくなる可能性さえあります。
さすがにこれでは困りますよね?
「我々」なら”ほどよく刺さり”、”仲間意識”も伝わる
ここで、先日読んだ本の話になるのですが、その本では
「我々はなかなか~できない」という表現を使っていました。
これは私自身読んでいて感じた事ですが、「我々」という
主語を使うと話の対象が「私とあなた」という「グループ」になります。
図にすると、下のような感じです。
そうすると、相手に「自分事」と受け止めてもらえるのはもちろん、
「この人も同じ」と仲間意識を持ってもらえ、“否定”する発言
でも「刺さり過ぎる」ことが少ないようです
「あなた、うまく話せてないですよね?」
例を挙げると
「あなたは、なぜ人前でうまく話せないんでしょうね?」
「我々は、なぜ人前でうまく話せないんでしょうね?」
上の「あなたは~」という主語だと、“非難されている感じ”が
かなり強く、反射的に話し手を「敵」と認識して自分を守りたくなります。
それに対し下の「我々は~」の主語だとかなり柔らかい印象になり
「私も確かに上手く話せないけど、この人も同じなんだ」と
むしろ「仲間意識」を感じるようになります。
これを見てもわかる通り、聞き手と「仲間」として同じ課題に
取り組むことを強調したい時は「我々」という主語で話すと効果的です。
ただし、使い方を誤ると専門家としての信頼感を下げる場合も
ありえますので、他の部分できちんと実績を示すなど
「課題を乗り越えてきた」ことはきちんと示しましょう。
ただ、そのような点にさえ注意すれば、「我々」という主語は
聞き手との距離感を縮めるのにかなり効果的だと思います。
まとめ
まとめると「“否定的”な話の場合、『あなた』を主語にすると
反発を受け『敵』とみなされ聞く耳を閉ざされる可能性がある。
そういう時は『我々』を主語にして聞き手との距離感を縮めよう」
ということです。
「『我々』で話す」、ぜひ一度試してみて下さいね(^^)/
●今日の一言
「聞き手に行動を変えて欲しければ、まず『敵』と思われないようにしよう」
●今回の気づきの元となった本
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