山田太郎の気づきノート

タスク管理や効率化、自分の活かし方を中心に、実践を通して得た気づきやコツを図解を交えて紹介します

【今日の名言(2015/08/17)】敷居の高さが聞き手を逃す

「君たちは聖人づらして講義したもんだから、人々は聖人がやってきたと合点して、すっかりこわがってにげてしまったのさ。なんで講義できようか。

愚夫愚婦となりきってこそ、はじめて人々に学問を講義できるものだよ」(伝習録p307)


人にものを教える、伝える人全てが教訓にしたい言葉です。「専門家」の肩書きは信頼できる反面、時には威圧感にもなります。

また、この文の「聖人がやってきたと合点して」という表現には「聖人ではないが(そこまでの力量はないが)、聖人ぶったためそう勘違いさせてしまった」というようにもとれます(「合点」には本来はそういう意味はありませんが)


専門家の信頼感はもちろん大事ですが、自分の本当の力量を知ること、また、相手との距離を話しすぎないような関係作りが大事ですね(^-^)/


⚫︎今回の出典

伝習録―「陽明学」の真髄 (タチバナ教養文庫)

伝習録―「陽明学」の真髄 (タチバナ教養文庫)