【コミュニケーション・人材育成】アドバイスの”後味”気をつけていますか?
こんばんは、山田太郎(仮名)です。
今回は「ほめて終わることの重要性」の話です。
みなさんは、人にアドバイス(欠点の指摘も含みます)を
する時どういう風にしていますか?
人にアドバイスする時、ただ欠点を指摘するだけでなく、
まず相手をほめて相手の心を解きほぐし、それから本題の
アドバイスに入ることを心がけている人もいると思います。
これは直球で欠点の指摘に入るのと比べると
相手にリラックスしてアドバイスを聞いてもらえる分
とてもすばらしいことです。
ただ、この方法だと最後が欠点の指摘(相手にとって”聞きたくないこと”)
で終わるため、どうしても最後が意気消沈して終わってしまい、
せっかくのアドバイスを実行する気力が損なわれ、実行につながり
にくい面があるように感じています(少なくとも、私はそうでした(^^;))。
そこで、おすすめしたいのが「最後にもう一度ほめる」こと。
トーストマスターズクラブの論評(アドバイス・フィードバック)では
「CRC」、つまり「ほめる→提案する→ほめる」の順でアドバイスすることが
定番になっています。つまり
C:Commend(まずほめる)
R:Recommend(気になる点を指摘し、対策を提案する)
C:Commend(最後にもう一度ほめて後味よく終わり、
提案を実行する気持ちになってもらう)
の順で話す、ということですね。
このようにほめる→提案する→ほめるというように話すと
この図のように最後にまたほめられて相手の気持ちも
再度上向きになり、後味さわやかに終われます。
そうすると、アドバイスを言われた側としても
聞いたアドバイスを実際やってみようという気に
なりやすい気がします。
あと、こっそりと個人的な経験をお話すると(笑)、
私の上司は「ほめる→叱る」の形式を使っているんです。
ただ、この形式だと上の図の点線のように”後味”が
どうしても悪いので「あの人は最初は耳当たりの
いいこと言うけど、結局は叱るんだ」ということになります
(私の性格が悪いだけかも(^^;))。
そういう意味でも、このトーストマスターズクラブの
論評の方法を初めて知った時「なるほどな~」と思い、
翌日から使い始めたのを覚えています(まだ使いこなせては
いませんが(^^ゞ
せっかくのアドバイス、ぜひ最後にもう一度ほめて”後味”よく
終わり、相手が実行しやすいようにしてみて下さいね!(^^)/
●参考画像(下書きメモ)
(左真ん中のグラフが今回の素案です)
◆補足
この記事自体もCRC(ほめる→提案する→ほめる」になっていること、気づきました?(^^;)
◆補足2
Facebookへの紹介文を転載
仕事は強みを元にするものとはいえ、時に目をつぶれないレベルのミスや欠点というのもあります。そういう時には、弱みにひっかからず強みを活かし続けてもらうためにも、後味のよいアドバイスをしたいものですね(^^)/
【コミュニケーション・人材育成】アドバイスの”後味”気をつけていますか?
ブログを更新しました。アドバイスをする時、最初だけでなく最後にもほめることで、”後味”よく終わることができます。せっかくのアドバイス、実行してもらうために相手の後味にも気を遣いましょう(^^)/