山田太郎の気づきノート

タスク管理や効率化、自分の活かし方を中心に、実践を通して得た気づきやコツを図解を交えて紹介します

【図解術】足さぬが華、なこともある

図解に慣れてくるとより「凝った」図解を書けるようになり、工夫することで1つの図解で表せることも増えてくる。しかし、それは必ずしもいいこととは限らない。

たとえば、

この図と
f:id:yamadakamei:20151006232734j:image

この図なら
f:id:yamadakamei:20151006232731j:image

1つ目の図の方がより多くの情報が図解に込められており、かつマトリックスの形式にもなっているので「図解単体での完成度」は高い。しかし、もし伝えたいメッセージが

今朝の記事(【今日の名言(2015/10/06)】知る者は言わず - 山田太郎(仮名)のメモ帳)の「本当にものを知っている人(達している人)は、むしろ黙っている」ということなら、むしろ2つ目の図の方が余計な装飾なくシンプルにメッセージを届けることができる。

逆に「黙っている人は無知とは限らない。言葉だけでなく立ち振舞いも見て、初めてその人のことがわかる」というメッセージなら、1つ目の図か最適となる。


図解に要素を足せるのが実力なら、足せるところをあえて足さないのも実力。図解は手段。足さぬが華、なこともある。見た目の華やかさに惑わされず、「本当に伝えたいものは何か?」この本質にいつも立ち返ろう。そうすればおのずと最適な答えは見えてくる

●関連
「ハンマーを持つと、すべてが釘に見える」

●関連記事