山田太郎の気づきノート

タスク管理や効率化、自分の活かし方を中心に、実践を通して得た気づきやコツを図解を交えて紹介します

【プレゼン・スピーチ・アドバイス・聞く力】「メッセージ」より大切なもの

プレゼンやスピーチに関するアドバイスで、最も大切なのは
「”思い”を汲み取る」こと。

 

「メッセージ」は話し手がよほど慣れた人でないと明確には
「伝わって」はこない(例えきちんと言葉にしていても、
聞き手に十分には”響かない”ことも多い)。

 

逆に言うと、アドバイスをする時にわかりやすい「メッセージ」
ばかりを探そうとすると「結局、この人は何を言いたいんだ?
『メッセージ』が不明確だとアドバイスもしようがないぞ???」
となり、アドバイスする側のやる気も下がってしまう。

 

そして、「通り一遍の」アドバイスに終始してしまう。
これは、お互いにとってとても不幸なこと。

 

むしろ、初めから目に見える「メッセージ」だけに目を向ける
のでなく、その背景にある「話し手の思い」まで想像し、
それを軸にアドバイスした方が混乱が少ない
(もちろん、メッセージが明確ならそれを軸にすればOK)。

 

ただし、想像した「思い」は必ず話し手に「~という思いが
あると受け取ったけど、間違ってない?」と確認すること
(そうしないと結局的外れなアドバイスになる)。

 

可能なら、アドバイスのやり取りを通して話し手の「思い」と
「メッセージ」をより明確化し、より伝わる形に整えられれば
これ以上のアドバイスはない。

 

プレゼンやスピーチは「思い」を届ける「乗り物」のようなもの。
「メッセージ」という線路が見えにくいなら、まずは目的地である
「思い」自体を考えよう。それこそがアドバイスの腕の見せどころ。

 

 

せっかくアドバイスを求められたなら、メッセージという「形」に
こだわらず、もう一歩寄り添って目に見えない「相手の思い」に
寄り添おう。そうすれば、その「思い」はきっともっと伝えられる。

 

”美しい”スピーチよりも何よりも、話し手の「思い」がより
伝わることこそ、スピーチの、そしてアドバイスの本懐なのだから

 

 

◆補足

これは、主にアドバイスする側がある程度以上「伝える」ことに
慣れている場合(自分自身は「メッセージ」を明確にしているが、
アドバイスを受ける側のメッセージが不明瞭な場合)に特に有効です。

 

 

◆補足2

Facebookへの紹介文を転載

 

【プレゼン・スピーチ・アドバイス・聞く力】「メッセージ」より大切なもの

ブログを更新しました。スピーチクラブに入って2年ほどアドバイスのトレーニングを積んできて、自分に足りないものに気づいたので自戒を込めて記事にしてみました。

スピーチやプレゼンで「メッセージ」が大事なのは言うまでもありませんが、話し手によってはメッセージがわかりにくいこともあります(むしろ、そういう人にこそアドバイスの価値がある)。

アドバイスをする時はメッセージだけにこだわらず、もう一歩踏み込んでその背景にある「思い」まで汲み取ることで、より質の高いアドバイスができるようになります。

特に私のように論理タイプの人は「形」(メッセージ)にこだわりすぎることが多いので気を付けましょう。アドバイスは結局は自分ではなく、相手のためにするものなのですから(^^;)