山田太郎の気づきノート

タスク管理や効率化、自分の活かし方を中心に、実践を通して得た気づきやコツを図解を交えて紹介します

【学び・成長・自分の活かし方】仕事力のピラミッド

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実はこれは以前別のSNSにだいぶ以前(2006年)に書いた私の「鉄板ネタ」
なのですが、9年経った今でも基本的な考え方は変わらないようなので、
せっかくなのでここでも改めて記事にしておきます(^^;)
見やすく編集したほかはほぼ原文ママです。

一言で言うと

「能力」にも目を向けてトータルで仕事の出来る人になろう!
流れ:「仕事力のピラミッド」→「自分の時間を投資するのは『能力』が
オススメ」→「『能力』、『スキル』のバランスが大事」


キャリアと成長への投資について思った事があったので、いい機会と思い
日記にまとめてみました。ただ、これを読んで「うまくいかなかったのは
お前のせいだ!」というのはご容赦下さい(苦笑)。
キャリアプランニングは自己責任で。

仕事力のピラミッド

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さて、本題ですが、キャリアと成長への投資を考える時、スライドのように
横軸に汎用性、縦軸にその仕事への影響力を取ったピラミッドを書いて
整理するとわかりやすくなると思います。まず、ピラミッドの各段について
説明します。

ちなみに、混同を防ぐためそれぞれの段のことを表す言葉は
それぞれ「才能」、「能力」、「スキル」とカッコ書きにしてあります。

才能・センス

ピラミッドの3段目(最下段)は、頭の回転の速さや記憶力、
身体能力などの「才能」のレベルです。非常に高い汎用性を誇りますが、
仕事への影響力は比較的少なく、何より先天的なものなので
鍛える事が出来ません。ここはもう、あったらラッキーの世界です。

能力

ピラミッドの2段目(中段)は、思考力やコミュニケーション力、計画力、
健康管理能力などの「能力」のレベルです。汎用性があり、仕事への
影響力もあります。基本的に後天的な能力であり、鍛える事が出来ます。
ただし、目の前の仕事という目標に限定した場合、投資効率は
「スキル」にやや劣ります。

スキル

ピラミッドの1段目(最上段)は、その業界の知識や経験などの「スキル」の
レベルです。汎用性は低いものの、仕事への影響力はトップです。
完全に後天的な能力で、普通、勉強する、経験を積む、という場合は
このレベルのことを言います。

投資は「能力」がオススメ

さて、整理したところで最初の目的だったキャリアと自己成長への投資に
戻りますと、「才能」は鍛えられないので必然的に「能力」と「スキル」の
2択になります。ここで、私は自分の時間を投資するなら「能力」が良いと
思います。その理由は「汎用性」、「知識の活用」、「成長効率がよい」、
「レア」の4つです。

汎用性

1つ目の「汎用性」ですが、読んで字の如く汎用性があります。これは、
未知の問題に相対した時に、自分自身でアプローチ法を”考える”事が
出来ることを含みます。特にキャリアアップの過程で転職を
考えている場合、汎用性のある「能力」は特に魅力的です。

知識の有効活用

2つ目の「知識の有効活用」ですが、「能力」を磨く事で「知識」をより
活用できるようになる事です。2段目の「能力」は単純に仕事への
影響力があるだけでなく、3段目の「スキル」にも間接的に影響を与え、
トータルの仕事力をより高めてくれます。

成長効率がよい

3つ目の「成長効率がよい」ですが、「スキル」は普段の仕事で
要求されるため、ある程度の経験を積めば自然とポイントが身に付き、
いくら影響力が大きいといっても成長効率はどうしても鈍化してしまいます。
しかし、「能力」は意識して磨かないと成長しないので、大抵の人は
まだまだ十分な成長の余地があります。すなわち、成長効率が良い
ということになります。

レア

4つ目の「レア」ですが、3つ目と多少重複しますが鍛えている人が
少ないという事です。逆に考えれば、「能力」に秀でた人材になる事で、
組織からの評価もマーケットからの評価も上げる事が出来ます
(大前さんも著書の中で「なぜ社長クラスの人でも「考える方法」を
知らないのだろう。それを知ればもっと上手く仕事が出来るように
なるだろうに」と書いていた事を思い出して下さい)。

つまり、「能力」を磨く事で汎用性があり、もっている知識を最大限活用し、
トータルの仕事力が高く組織やマーケットから一目置かれる人材に
なれる、ということです。

「能力」、「スキル」のバランスが大事

今回成長のために「能力」を上げる事をオススメしましたが、
仕事をする上では言うまでもなく「スキル」も絶対必要です。

「能力」はいわば仕事の組み立て方なので、組み立てる材料である
「スキル」がなくては意味がないのです。つまり、結論としては

「日常の仕事の中で『スキル』を高めつつ、自分の時間を使って
『能力』も高めていき、『能力』と『スキル』のバランスを取る」

のが推奨される自己成長へのプランという事になります
(実際には、自分の時間も「スキル」にかなりつぎ込むことになると
なると思いますが(特に若く経験が浅い場合))。


まだほとんど実務経験のない若輩の意見ですが、キャリアプランの参考に
なれば幸いです。
また、ご意見ご感想等のコメントお待ちしています。k

おわりに

この文を書いてから9年経ちますが、実務経験を積んだ今でも基本は
ほぼ変わらないと感じます。

ただ、あえて言うなら私は2段目の「能力」を鍛えるのに20代の時間を
つぎこみ過ぎて、最上段の「スキル」がややお留守になってしまい
別の意味で苦労したので、その辺のさじ加減はみなさん注意して下さいね(^^;)

「今、求められていること」に答えるのも仕事の上ではとても大事ですし、
「スキル」を伸ばして目の前の仕事の遂行能力を上げれば、
「能力」を学ぶための時間を捻出しやすくなる面もありますので。


「重要度・緊急度」の2軸で整理すると

「スキル」→「重要かつ緊急」
「能力」→「重要だが緊急ではない」

ということです。私の経験した落し穴(笑)も参考に、自分なりのさじ加減を
考えてみて下さいね(^^)/



◆補足
2006年当初のスライド。ほとんど変わらないんですが(^^;)
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◆補足2
Facebookへの紹介文を転載

卓越した成果をあげるには「自分の時間を何に投入して学ぶか」というのが重要です。専門性の高い「スキル」だけでなく、スキルと相乗効果のある「能力」もあわせて学び、最高の成果を目指したいものですね(^^)/

【学び・成長・自分の活かし方】仕事力のピラミッド
ブログを更新しました。「成長の自己投資は専門性の高い『スキル』だけでなくある程度は『能力・習慣』にも投入するのがおススメ」という話です。

だいぶ前に書いた私の「鉄板ネタ」だったのですが、今のブログにはまだ書いていなかったことに気づきました(^^;)
書いた当時はまだ学生だったのですが、実践してみて気づいた「落し穴」も追記しておいたので、自分の成長に興味がある方はぜひ読んでみて下さいね\(^o^)/