山田太郎(仮名)のメモ帳

生き方、時間術、プレゼンやコミュニケーション、人材育成などについて日々の気づきを書いていきます

【プレゼン・スピーチ・コミュニケーション】聞き手の中の3つの”壁”

f:id:yamadakamei:20151128095507p:plain:w400

聞き手の中の3つの”壁”

聞き手の中には3つの”壁”があります。
つまり、「知覚の壁」「期待の壁」「感情の壁」の3つです。

聞き手は"わがまま"なものであり、基本的には

知覚しているものだけしか聞かず、
期待しているものだけしか聞かず、
感情(目的・欲求・価値観)に沿うものだけしか聞かない

という性質があります。

もちろん、時には聞き手が「聞きたくない」ことも伝える必要が
ありますが、少なくとも上記の性質を踏まえ、
「まずは『聞く耳』を持ってもらう」のが入り口として
とても重要なことです。

3つの”壁”の乗り越え方

3つの壁はそれぞれ、プレゼンテーションの3要素である「内容」
「構成」「伝え方」と関係しています。

この3つの壁を乗り越え、より「伝わる」コミュニケーションを
したいなら以下の点をもう一度チェックしてみましょう。

知覚の壁

「知覚の壁」は、主に(狭い意味での)伝え方に関係します。

聞き手がこの壁に引っかかっている場合は、聞き手は
少し顔や体を前に出すようにしてよく聞こうとしたり、
スライドをよく見ようとします(私自身も聞き手の時に
無意識にそうしています)。

一見積極的に聞こうとしているようですが、
よく見ると表情が「?」という怪訝な顔をしているので
じっくり見ればわかるはずです(^^;)

これは、聞き手に伝えるべき情報(声や視覚情報)が
十分届いていない時に起こります。

こういう時は、

  • 声の大きさと明瞭度
  • スライドの文字の大きさや図の見やすさ
  • ”専門用語”を説明なしで使っていないか

などをチェックしてみましょう

期待の壁

「期待の壁」は、主に内容と構成に関係します。

聞き手がこの壁に引っかかっている場合は、最初は
顔を上げてきちんと聞いていた聞き手が、段々疲れて
顔を下げたり目線が合わないなどの状態になります
(時には手元の別の資料を読み始めたり……汗)。

これは、主に聞き手が期待していた情報が得られない
時に起こります(例えば、実践的な話を聞きたかった
のにずっと理論の話をしたり、面白くない余談ばかり
聞かされたとき)。

こういう時は、

  • 事前に聞き手の期待(解決したい課題や不安を含む)を確認したか
  • 聞き手の期待に合わせた内容か
  • 聞き手の期待に合わせた構成か

 (最後の最後だと聞き手は既にそっぽを向いています(^^;))


などをチェックしてみましょう。

●関連記事yamadakameimemo.hatenablog.com
yamadakameimemo.hatenablog.com


感情の壁

「感情の壁」は、主に構成と(狭い意味での)伝え方に関係します。

聞き手がこの壁に引っかかっている場合は、
顔をしかめたり、時に首を横に振る、聞くのをやめる
などの態度を取ります。

これは、主に聞き手が感情を害している場合に起こります
たとえ言っている内容が”正論”でも、真正面から否定されれば
面白くない人は多いものです(もちろん私もそうです)。

こういう時は、

  • 聞き手の感情の流れに配慮した構成(話の流れ)をしているか
  • 聞き手の受け取り方に配慮した言葉選びをしているか
  • 話し手としての立ち振る舞いの信頼感


などをチェックしてみましょう。

●関連記事yamadakameimemo.hatenablog.com
yamadakameimemo.hatenablog.com
yamadakameimemo.hatenablog.com

おわりに

はじめは「ドラッカー365の金言」のある節を元にちょっと図解
して終わりの予定だったのですが、かなりの修正、追記があり
あれよあれよという間にかなりのボリュームの記事になってしまいました(^^;)

ただ、半ば偶然ではあるのですが、3つの壁とプレゼンテーションの
3要素(内容・構成・伝え方)の対応をきちんと記事に出来たのは
後々のためにかなり良かったです。

プレゼンテーションの世界ってあまりにも広いので全てを
完璧に修めるには多分一生かけても足りない。
だから、学ぶものに優先順位と順番をつける必要があります。

そして、その優先順位のつけ方に、この記事の考え方は
かなり役に立つと思っています。

まあ、久しぶりにかなりの時間(スライド作成からだと
2時間くらい?)をかけましたが、それにふさわしい記事は
できたかなと。


こういう「予期せぬ学び」があるから、ブログを書くのは
楽しいですね(^^)/

私も今後、上記を念頭に更に腕を磨いていきたいと思っていますので、
みなさんもぜひ一度チェックしてみて下さいね\(^o^)/


●関連記事(再掲)
【今日の一枚(2015/7/28)】まず「重なり」から始めよう - 山田太郎(仮名)のメモ帳
【プレゼン・スピーチ】3つの期待を意識しよう - 山田太郎(仮名)のメモ帳
【論評・アドバイス・人間関係】アドバイスの”実”にもう一声 - 山田太郎(仮名)のメモ帳
【コミュニケーション・人材育成】アドバイスの”後味”気をつけていますか? - 山田太郎(仮名)のメモ帳
【コミュニケーション・人間関係】「もったいない」言い方、していませんか? - 山田太郎(仮名)のメモ帳



◆補足
Facebookへの紹介文を転載

ドラッカー365の金言」の「コミュニケーションの基礎」(11/25付で 川村 真文​さんが投稿してくれています)を元にちょっと気の利いた図解をしようと思ったら、あれよあれよといううちに今までの経験も盛り込んだほぼ総力戦の記事になってしまいました(^^;)

壁の順番含めかなり私見が入っていますが、「人に成果をあげてもらう」のが仕事のマネジメントやリーダーとはコミュニケーションが切っても切り離せません。みなさんのさらなるコミュニケーション向上の一助になれば幸いです(^^)/(←ちなみに、実はこの「さらなる」という表現も「感情の壁」に配慮したものです)

【プレゼン・スピーチ・コミュニケーション】聞き手の中の3つの”壁”

ブログを更新しました。今回は「聞き手の中には3つの”壁”がある。話し手の自分がどの壁を乗り越えられているのか(あるいはいないのか)をチェックし、より有効な話し手になろう」という話です。

聞き手の中の3つの壁とプレゼンテーションの3要素(内容・構成・伝え方)を対応させて、かなりわかりやすく整理できたと思います。結構自信作なので、ぜひ一度ご覧ください\(^o^)/