山田太郎の気づきノート

タスク管理や効率化、自分の活かし方を中心に、実践を通して得た気づきやコツを図解を交えて紹介します

【今日の名言(2015/11/28)】「打てば響く」学びに必要なもの

「これを如何、これを如何と曰わざるものは、吾これを如何ともする末きのみ」(論語絵本)

 
「『これをどうしましょう、あれをどうしましょう』と言ってこない弟子は、私にもどうしようもない」という意味。
 
「憤せざれば啓せず(わからなくて地団駄を踏むようでなくては教えない)」という言葉もあるように、物を教える時には教える側だけでなく、教わる側がどれだけの必要性を感じているか、ということは大事なポイントですね。
 
私自身の教わる・教える経験からも、人には「打てば響く」ならぬ「打っても響かない時期」というものがあるようです。
 
また、教える側があまり手を貸し過ぎると、教わる側が「口を開けたヒナ」になってしまいがち。そうすると、その時だけでなくその人自身の今後の成長にさえ悪影響を及ぼします。
 
「学ぶだけでなく行動が大事」とは言いますが、教わる側自身が本当に困って必要性を感じていれば、どうすればわかれば自然と行動もするもの。
 
教える行為と言うのは、教える側、教わる側、ともに多くの時間と手間を必要とするもの。忘れられがちですが、教えるために割いた時間や手間というのは、本来ならば他のことに使えたはず。その「教える」行為は、本当にその「できたはずのこと」にふさわしい効果を挙げているか。
 
 
教える側としてはいかに「必要性に気づいてもらうか」、教わる側としてはもちろん「なぜ必要か」をお互い意識して、「打てば響く」よりよい学びにしたいものですね(^^)/