山田太郎の気づきノート

タスク管理や効率化、自分の活かし方を中心に、実践を通して得た気づきやコツを図解を交えて紹介します

【論評・アドバイス・プレゼン】聞き手の感情を意識したアドバイス例(宇治さんデモプレゼン)

先日の3つの記事の考えを元に宇治さんの
プレゼン動画についてフィードバックをしたのですが、
自分用の記録も兼ねて簡単に記事にして残しておきます。

(※注意:今回の宇治さんのプレゼン内容は、あくまでも
プレゼン勉強会でのデモ用のものです。ご了承ください)

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まず「アドバイスの素」を整理する

まず、プレゼンを聞きながらしたメモを見返します。

動画へのコメントメモ

右上の赤字のように、分析の結果

  • 良かった点(〇):12個
  • 気になった点(△):6個
  • 提案(↑):20個

を見つけました。これが「アドバイスの素」になります。
この中から、実際にするアドバイスを選んでいきます
(全部言ったらお互い大変です(^^;))。

「アドバイスの軸」の確認

次に「受け取ったメッセージ」を明確にします。

●受け取ったメッセージ

アドバイスは「よりメッセージを効果的に
聞き手に届ける」ために行うものだからです。

「伝え方」は独立して存在するのではなく、
あくまでもメッセージとの関係性で存在するものです。
言い換えれば、メッセージはアドバイスを選ぶに
あたっての最も重要な「軸」になります。

文字にすると当たり前ですが、慣れてくると意外に
忘れがちなので、私は手順として組み込んでいます(^^;)

ちなみに、ここではあくまでも「受け取ったメッセージ」
で「伝えたかったメッセージ」ではありません。

「伝えたかったメッセージ」は本人でないとわかりませんし、
この2つがずれていた、というのも話し手にとっては
とても価値のある情報になるからです。

これと、想定する聞き手とゴールのことを考えながら、
「アドバイスの素」から実際にするアドバイスを選び、
ストーリーを考えていきます。

※今回は

聞き手:「まだ掃除屋さんを使ったことのない歯医者の院長」
ゴール:掃除屋の自分と契約する

でした

「ほめポイント」を選び、並べかえる

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良かった点(〇)のメモから、「ほめポイント」として
メッセージを伝えるのに効果的だと思った点を3つ
選びます。
順番はもちろん工夫2のように、いいものほど最後に。


●1つ目:結構良かった(^^)


●2つ目:かなり良かった(^^)/


●3つ目:すごく良かった\(^o^)/

この辺は聞き手としての感覚ですが、
私の場合は「その人が他の人からも言われている
であろうこと」は最初の方に、また「今回工夫した
であろうこと」は後の方に入れることが多いです。

今回も、プレゼンターの宇治さんの人柄の良さは
Facebookや対面でよく言われていることなので、
あえて1つ目にしてあります(本人にとっての
「驚き」が小さいため)。

また、「最長12時間」(同料金で最長12時間
まで延長して「納得のいくまで」やります宣言)
は、宇治さん自身がかなり考えて作った「秘蔵」
だと感じたので、それに報いる意味でも最後に。


この3つの点は「話し手の強み」として
今後も磨いて言って欲しいことを伝えます。


●関連記事
yamadakameimemo.hatenablog.com

提案は「もったいない!」から

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次に、よりよくするための提案。
まず、前提としてのプレゼンを聞いていて
「気になった(もったいなかった)点」を伝えます。

●気になった点


そして、それを受けて「どうすれば気になった点を
克服できるか」を聞き手の立場で提案します。

●提案

今回は「聞き手にとってのメリットを
わかりやすく伝える」という内容に関する
提案をしましたが、提案内容がデータとして
存在しない可能性も考慮し、複数の案を出しました。


●関連記事
yamadakameimemo.hatenablog.com

まとめて前向きに締める

最後はメッセージ、良かった点3つ、提案をさらっと
おさらいして、より前向きになれるように締めます。

今回は口頭で「宇治さんの掃除がより多くの歯科医院と
患者さんに選ばれ、喜ばれることを祈っています」と
締めました。

おわりに

……とまあ、こんな感じですね。
3つの記事と合わせて、具体例としてより
イメージを持っていただけたのではないでしょうか?

実はこれ、初めてということもあり持ち時間3分半に
6分弱と言うひどい時間オーバーをしてしまったの
ですが(^^;)、その辺は今後、さじ加減等工夫しながら
また洗練していきたいと思っています。


さらっと写真だけ載せる記事にしようと思ったら
例によってまたボリュームのある記事に
なってしまいましたが(苦笑)、今回はここまで。

ぜひ、みなさんも「聞き手の感情を意識した
アドバイス」、試してみて下さいね(^^)/


●注意
今回の宇治さんのプレゼン内容は、あくまでも
プレゼン勉強会でのデモ用のものです。
ご了承ください。


●関連記事(再掲)
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