山田太郎の気づきノート

タスク管理や効率化、自分の活かし方を中心に、実践を通して得た気づきやコツを図解を交えて紹介します

【リーダーシップ・コミュニケーション・TMC】翻訳はリーダーの仕事

所属しているトーストマスターズクラブ(コミュニケーションとリーダーシップを学ぶ非営利組織)での他の役員へ送ったメールの転載+追記(所感)です。



以下、転載したメールの内容。

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新役員のみなさん

次期会長が最初のメールで紹介しているDCP(Distinguished Club Program。すばらしいクラブをつくるためのプログラム)について、ディストリクトガバナー(日本支部長)の東さんが以前ブログに書いているので紹介します。

第35話:愛あるDCP(その1): Toastmasters徒然草


続き物ですが読み物としても面白く、東さん自身が「愛なきDCP」から「愛あるDCP」へ開眼する過程が描かれています。

私がとても印象深かったのは「愛あるDCP(その2)」の


7.新メンバーが4人入会
8.新メンバーがさらに4人(合計8人)入会

メンバーが入会するということはクラブにとって大変嬉しい事です。Induction Ceremony(入会式)の事を思い浮かべてください。拍手とメンバーの笑顔に迎えられて、入会するときの新メンバーは本当に嬉しそうです。上のDCPポイントを二つとも達成するということは、8人の方が笑顔で迎えられ、クラブにとっても嬉しい事が8回あったということです。

新メンバー一人一人は無限の可能性を秘めています。クラブのリーダーとなるかもしれませんし、International Presidentになるかもしれませんし、スピーチの世界チャンピオンになるかもしれません。クラブにとって新しいメンバーを迎え入れ、さらによい方向に向かいように努力していくことは、大事な事なのです。


この部分を読み、それまで「数字で管理されるのはいやだな」と思っていたのが目から鱗が落ちる思いをしました。

クラブ運営上、どうしてもDCPポイントという「数字」とは付き合っていくことになりますが、この一見無味乾燥な数字を、上のように翻訳していくことでモチベーションにもつながるはずです。

ちなみに、トップの方針を現場にわかりやすく「翻訳」して現場のモチベーションをあげるのは、リーダーにとってとても重要な役割の1つです。

電車の中などでも結構さらっと読めるので、その実例や練習という意味でもぜひ一度読んでみて下さいね。

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「トップの方針を翻訳して現場に伝え、現場のモチベーションを高めて組織として成果をあげる」

トップと現場の距離はどうしても遠くなりがちで、その「言葉」も行き違いがちなもの。その2つをつなぐリーダーとして、「翻訳」の役割はとても重要なものだと改めて思いました。
人間の身体で言うなら、さしずめリーダーは脳というトップと筋肉の間をつなぐ「神経」ですかね。


私自身も自分の役割をより意識しながら、これからもやっていきたいと思います