山田太郎の気づきノート

タスク管理や効率化、自分の活かし方を中心に、実践を通して得た気づきやコツを図解を交えて紹介します

【本の紹介】絶対に残業しない人の時短(しごと)のワザ

絶対に残業しない人の時短(しごと)のワザ (アスカビジネス)

絶対に残業しない人の時短(しごと)のワザ (アスカビジネス)

おすすめ度:★★★★★(5/5。おすすめ!)

「やりたいこと」のために時間を作り出すために購入。

7つの分野での「時短しごとのワザ」を紹介しているが、特に

  • やらないことを決める
  • 人のチカラを借りる
  • 稟議を早く通す

の3分野について、私自身の課題だったので学びが多かった。


この本が特徴的なのが、単純に自分が早く帰るだけでなく”周りにも(心情的にも)認めてもらいながら”早く帰るという点。

その考え方は

  • 自分にとって価値のある「takeゾーン」だけでなく、相手にとって価値のある「giveゾーン」も意識し、takeもgiveもない部分の仕事をやめる(takeのみにこだわらない)
  • 議論が対立したら抽象度をあげて(目的を思い出して)両者が合意できる妥協点を探す
  • 「すみません。所用が入っているのです。でも、どんなお話ですか?」(相手の心情に配慮してあえて理由を明言しない)

などに表れている。

私自身は多少仕事が残っていてもとにかく定時で切り上げるクチだが(もちろんその日のうちの締め切りの仕事は終わらせて)、やはり罪悪感というか、申し訳なさはあるもの。

そういう意味でも「周りにも認めてもらいながら早く帰る」というのは、ストレス軽減の意味でも非常に意義があることだし、「とは言っても、”帰りにくい空気”があるし……」という”空気を読み過ぎる”人にもやさしい考え方だろう。

また、この本の考え方なども参考にサンクスカードを職場で「小さく実験」してみたが、概ね好評に受け入れられている。


その他にも様々な気づきがあり、実は以前読んでいたのに気づかず2回目の購入だったのだが、十分その価値はあったと感じた。


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全体的に非常にバランスの取れた”大人の時短しごとワザ”が満載なので、「早く帰りたいが、周囲との余計な摩擦も避けたい」という人はぜひ一度読んでみて欲しい。きっとたくさんの役に立つヒントが見つかるはずだ


以下、私がこの本を読んで行う予定のこと

◻「自分の意味(take)」と「相手の意味(give)」の2軸で「やらないことゾーン」を決め、やめる
◻効能、実行性、スピードのかけ算で優先順位を決める
◻関心と効果の2軸で両方当てはまるものに集中する
☑「目次」や「骨子」(目的、ゴール、課題、条件、スケジュール)ができた時点で相手に送り、やり直しを防ぐ
◻やるのはいいが、得られる果実は?(コストとリターン)
◻まず日程を決め、共有する
☑「やる」「やらない」「保留にする」を"即決"する
機会ロス(なぜ100%でないのか)を意識する
◻量を増やす前に、まず率を増やせないか考える
◻打ち手はできれば1つ、最大でも3つまで
☑メールや文章はまず箇条書きの「・」を3つ書く
◻対立したら論点の抽象度を上げてみる
☑データがない状況では小さく実験してみる(or密造酒を作る)
◻「組織の方針」と「現場の生の声」の二刀流を使う
◻打ち合わせでは先にゴールとかける時間を確認し、書いておく
◻気の利いた言い回し
◻「すみません。所用が入っているのです。でも、どんなお話ですか?」
◻「もし、できるとしたらどうやって?」
◻「疑問点がもしあるとしたら?」
◻「何かできることがあれば言ってね」
◻「そうですか……と、おっしゃいますと?」
◻反論対処。「大切な観点からのご指摘ありがとうございます」→「実はこの案の他にも〜を検討しました。ただ〜」→「この案なら職場の〜といった悩みが一気になくなると考えています」
◻「15分でもいいですか?すいません」


●今回の本
絶対に残業しない人の時短(しごと)のワザ (アスカビジネス)