山田太郎の気づきノート

タスク管理や効率化、自分の活かし方を中心に、実践を通して得た気づきやコツを図解を交えて紹介します

【コミュニケーション・論理・TMC】テーブルトピックス(PREP法)の3つの練習法

こんにちは、山田太郎です。
だいぶご無沙汰してしまってすいません(^^;)

私が所属するトーストマスターズクラブ(※)ではこの秋にテーブルトピックス(即興スピーチ)のコンテストがあります。

※トーストマスターズクラブ:コミュニケーションとリーダーシップを学ぶ非営利組織

この即興スピーチの答え方の「型」として「PREP法」というものがあるのですが、今回は、私が実践している「テーブルトピックス(PREP法)の練習法」についてお伝えします(^^)/

テーブルトピックスで、頭の回転力と度胸を鍛える

「テーブルトピックス」というのは、トーストマスターズクラブのプログラムの一つで「その場で司会から突然”お題”を振られ、それについて1~2分程度即興でスピーチするもの」です。

お題は千差万別ですが、例えば「宝くじで5億円当たりました。どうしますか?」から「夏の海の思い出を教えて下さい」まで何でもアリです(ただしあくまでも”受け答えの訓練”なので、回答に専門知識が必要なものは望ましくありません)。

これにより、「とっさの頭の回転力」や「想定外の質問にも堂々と答えられる度胸」などが鍛えられます。

わかりやすい答え方の「型」、PREP法

とはいえ、突然これらのお題を振られてとっさにわかりやすく答えるのは難しいですよね?

「PREP法」は、こういう時にもわかりやすく筋道立てて答えられるようにする答え方の「型」です。

具体的には

P:Point(結論)
R:Reason(理由)
E:Example(例)
P:Point(結論)

という順番で話すと、話がわかりやすくなる、というものです。

似たようなものにE(例)がない「SDS法」というものもありますが、それについてはこちらをご覧ください。

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どうやって練習するの?

さて、PREP法を知っていても身につけなくては意味がありません。
身につける方法として、ここでは以下の3つを紹介します。

  • 仕事や日常生活で「書いて」みる
  • 口癖にする
  • 1日1個セルフテーブルトピックス

それぞれについて、詳しく説明します。

仕事や日常生活で「書いて」みる

仕事や生活でのコミュニケーションの際、「まず話す前に書いて整理してみる」ことでPREPの「型」をじっくり身につけることができます。

特におすすめは仕事で上司などへのホウレンソウ(報告・連絡・相談)をする時や、外部の人に電話をかける時などにPREPの順に話したいことを書きながら整理して、そのメモを見ながら話すこと。

準備に多少時間がかかりますが、話が迷走せず、お互いスッキリと話ができるようになります。

私自身もまずこれから初めてかなり話がスムーズになりました(^^)/

また、仕事柄相談を受けることが多いのですが、こういう風に「PREPでまとめて話してくれる」人は「話の方向性が早めにわかる」のでとっても助かります(´▽`)

口癖にする

書きながら「型」に慣れたら次のステップ(並行してももちろん構いませんが)は、話す時に「結論から言うと~」で始める口癖をつけてしまうことです。

例えばとっさの電話対応、研修会や面接試験での質疑応答など十分準備をする時間がなくても、この口癖があれば「とりあえず結論から始める」ことができるようになります(^^)/

これについては別記事に詳細を書いておきましたので、より詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

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1日1個セルフテーブルトピックス

ここまでは「PREP法」の練習でしたが、テーブルトピックスの練習(自動的にPREP法の練習にもなります)としては、「1日1個セルフテーブルトピックス」をおすすめします。

はじめはまずは目についたものに対して「~の思い出を教えて下さい」という質問を自分に出すのが答えやすくていいでしょう。


例:質問「スイカの思い出を教えて下さい」

P:スイカの思い出ですか……私のスイカの思い出は、「高校の山岳部の夏合宿で食べたスイカ」です


RとE:私はスイカが好きなので、夏は2~3日に1回は食べています。そういう意味では私にとってはスイカは「ありふれた好きなもの」ですが、高校時代の合宿で食べたスイカは格別でした。わざわざリュックサックにスイカを丸々1つ入れて登り、キャンプ地まで持って行って食べたものですから。

登る過程で温度も上がったし、沢(川)の水で冷やしただけなので正直ややぬるかったですが、自然に囲まれてきれいな空気の中、苦労して登って来た山岳部の仲間とともに食べたあの味は今でもよく覚えています。

やはり、味だけでなく状況や雰囲気も大事なものですね。日々の何気ないことも、工夫次第で忘れられない思い出に出来るのかも知れません。


P:ということで、私のスイカの思い出は「高校時代に山岳部の夏合宿で仲間と食べたスイカの味」です。みなさんもぜひ忘れられない思い出を作る工夫をしてみて下さいね


(一部加工しましたが、実はこの質問は実際自分に出したものです)

こんな感じで、通勤中でも何でもいいので1日1つでもいいので毎日考えることで「テーブルトピックスの答え方の習慣」が身につきます。

やってみて気づきましたが、実際問題、短時間で「最初のP(結論)」を出せるようになるにはかなりの数の練習が必要で、それは2週間に1回の例会(勉強会)の機会だけでは補いきれないものだと感じています。

まとめ

テーブルトピックス(PREP法)の練習には

  • 仕事や日常生活で「書いて」みる
  • 口癖にする
  • 1日1個セルフテーブルトピックス

の3つが有用です。PREP法自体は割と広く知られた考え方ですが、これを実用的なレベルで使いこなすにはかなりの練習が必要です。

トーストマスターズクラブのコンテストに限らず日常のコミュニケーションをわかりやすくスムーズにするのにも効果絶大なので、ぜひ試してみて下さいね!(^^)/

(このブログ記事自体もPREP法で書かれているのに気づきました?)


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