【本の紹介】仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則 完全版(4週目)
- 作者: マーク・フォースター,青木高夫
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2016/10/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
おすすめ度:★★★★★(5/5。おすすめ!)
読了日:2017/6/1(4回目) ※2、3回目の記事はありません
底本:なし(この本自身)
読んだ目的
タイムマネジメントの立て直し(特に割り込みとあふれ仕事の対応)
本の概要
「クローズドリストを使い、新しい仕事は『明日やる』」を基本とした仕事術、「マニャーナの法則」について解説した本。
250ページとやや厚めだがかなり読みやすく、また内容もとても具体的で実行しやすい。タイムマネジメント・タスクマネジメントの基本とし、何度でも読み返したい本
ポイントと示唆、すること
①多くの時間と思考が必要だが目標に近づける「本当の仕事」に集中する(p90)
【示唆と行動】
→忙しくなったり体調を崩すと「忙しいだけの仕事」に流される傾向あり
→・システムの復旧とファーストタスクで毎日少しだけでも「本当の仕事」を進める
・時間区分で振り返り、効率的にシステムを改良する
②目標未達が3日続いたら「システムの復旧」(以下)で対処する(p212)
<システムの復旧>
明日のクローズドリストを作る
→たまった仕事をファーストタスクとして片付ける
→システムの点検をする(仕事を抱えすぎていないか?効率は良いか?時間確保は十分か?)
【示唆と行動】
→クローズドリストまではOK。「切り崩し」タスクを作りたまり仕事を「毎日、少しずつ」切り崩す
③新しい仕事は「明日やる」を基本にする(p148)
【示唆と行動】
→「明日やる」ことで、新たに仕事がたまらずスッキリできる
→ついついないかオープンリストに入れためっぱなしあり。「新しい仕事は明日のタスクリストへ」の徹底を
④ファーストタスクは「とにかく」「毎日」「一番初めに」する(p180)
※ファーストタスク:システムの改良やたまり仕事の処理など、「その日に最優先で取り組む」仕事のこと
【示唆と行動】
→「忙しいだけの仕事」に押されて延期が増えている
→ファーストタスクの徹底。スケジュール的に厳しくても5分は行い「ファーストタスクをするリズム」を作る
⑤本当の仕事のために「この仕事は既存の仕事より価値があるか?」を自問し、落ち着いた態度で「まずは断る」習慣をつける(p93)
【示唆と行動】
→断り方に関する本を3冊読む
⑥仕事を完了できなかった時は、何日かに分けて繰越す(p197)
【示唆と行動】
→繰越し仕事をすべて翌日に入れ、結局翌日の計画時にさらに延期する「仕事のお手玉」により仕事の計画に時間ロスが生じている(特に木曜、金曜日)
→緊急度に応じて翌日以降に分散して延期する。そのために木曜時点で来週のタスク記録を作成する
⑦ダッシュ法をより機能させるため、制限時間を厳守する(p230)
※ダッシュ法:作業時間を短く制限し、タイマーなどで測りながら短距離走のように集中して行う方法
【示唆と行動】
→特に考える仕事で時間後もそのまま延長し、リズムのロスにつながっている
→3分以内に終われそうなら続行、それ以上かかりそうなら仕切り直しにする
★示唆のまとめ
新しい仕事は「明日やる」で、ファーストタスクを極力厳守することで仕事の効率と満足度を両立できる
3か月後にどうなっていたいか
・ファーストタスクの達成率8割以上
・たまりタスク(依頼されたもの)がゼロ
・「延期仕事のお手玉」がほぼゼロ
こんな人におすすめ!
タスク管理の定番とも言える、新しい仕事は『明日やる』」を基本とした仕事術の本で、4周目ですがやはり改めて基本の重要さと徹底の難しさを感じました。特に仕事の延期の仕方とファーストタスクの徹底について示唆が得られ、また3か月後頃に読み返し、現状を確認したいと思いました。
「いつも仕事が終わらず、毎日残った仕事を見るたびにうんざり!」という人はぜひ一度読んでみてくださいね。きっと役に立つヒントが見つかるはずですよ!(^^)/
今回の本
- 作者: マーク・フォースター,青木高夫
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2016/10/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る