【名言】動かなければ省みる
「道理のよく行き届いた言葉には、どんな人でも服従しないわけにはいかない。
(中略)およそ道理が十分行き届いていても、人が服従しない場合には、君子たる者はよく自分自身を反省してみる」(言志四録p155)
長いので引用はしませんでしたが、道理は通っているのに人に従ってもらえない例として
・言葉に怒気がある
・強制する
・威張る
・自身の利便を図る
の4つが挙げられています。
人は感情の動物、というように、やはり道「理」だけでは人は動かないものかも知れませんね。
私自身はこの文を読んで、「取り繕ってもやはり本心は透けるものなんだなあ」という感想を持ちました。
「理屈は通っているはずなのになんでわかってくれないんだ」と嘆きたくなったら、上の4つを再確認してみるのがよさそうですね
●関連
「正面の理、側面の情、背面の恐怖」
⚫︎今回の出典
- 作者: 佐藤一斎,久須本文雄
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1994/12/09
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