【本の紹介】人生でやりたいことリスト100の作り方~質問で掘り出せる~
今回は「仕事ばかりの人生はつまらないけど、やりたいことが見つからない……」と感じている人におすすめの本、「人生でやりたいことリスト100の作り方」についてご紹介します。
私自身、この本の「やりたいことリスト」のおかげで今まで以上にやりたいことを見つけることができたので、ぜひ読んでみてくださいね!
- 仕事ばかりの人生はつまらないと思っている人
- 仕事も楽しいけど、他にもやりたいことを見つけたい人
- やりたいことを探していくつか試してみたけど、なんとなくしっくりこない人
- 作者: 瀬海歩
- 発売日: 2015/03/27
- メディア: Kindle版
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カテゴリ:実用書(やり方の本)
- 本の概要
- まず掃除をして「残すもの=やりたいこと」と「捨てるもの=やりたいと思ったけど実はそれほどでもないこと」を把握する
- リストにはすぐ叶うものも入れ、早めに達成感や充実感を味わう
- 質問をガイドにすればやりたいことを見つけやすくなる
- この本を読んで私が実践すること、役に立ったこと
- まとめ
本の概要
うつ病を乗り越え今は電子書籍作家をしている著者による、「人生でやりたいことリスト100」について紹介した本です。掃除での自分の棚卸しから始まり、リストの作り方、実践する際の注意点などについて説明されています。
参考になったポイントと読みやすかった点
内容として、
- まず掃除をして「残すもの=やりたいこと」と「捨てるもの=やりたいと思ったけど実はそれほどでもないこと」を把握する
- リストにはすぐ叶うものも入れ、早めに達成感や充実感を味わう
- 質問をガイドにすればやりたいことを見つけやすくなる
また、読みやすさの点で
- 短くて読みやすく、かつ実行するためのポイントはきちんと押さえられているので、やる気があるうちにすぐリスト作りに取りかかれる
- 自身の経験や著者の作ったリスト、達成できたものなどを紹介しており具体的
- 実践するための補助ツール(やりたいことリストを作るための100個の質問)がある
まず掃除をして「残すもの=やりたいこと」と「捨てるもの=やりたいと思ったけど実はそれほどでもないこと」を把握する
内容紹介
やりたいことリスト100の作り方の概要は下の画像のようになります。
ここで面白いのが、手順の最初に「準備(掃除)」とあるように、リストを作り始める前に掃除をすることを強く勧めていることです。
理由は、
- 掃除していらないもの=一度はやりたいと思ったけど実際はそれほどでもなかったこと
- 捨てずに残しておきたいものは今後もやりたいと思っていること
- 掃除によりいるもの=やりたいと改めて思えることと、いらないもの=リストに入れないものを区別でき、やりたいことリストに無駄がなくなる。
からだそうです。
考察
この「モノの整理を通して自分の価値観と向き合う」という考え方は、まさに先日紹介した断捨離と似たものですね。
また、それ以外でも- 自分の”実績”(モノを買う、そのあとに使う/使わない)を元に自己評価をする→自分の強みへの集中と強みでないことの廃棄、ふり返り全般
- 新しいことを始める前に、まず古いものを捨てる→タスク管理、目標設定
リストにはすぐ叶うものも入れ、早めに達成感や充実感を味わう
内容紹介
個別の「やりたいこと」については、すぐにできること(最近連絡を取っていない友人にメールするなど)を入れることを勧めています。
理由は、達成感や充実感を早めに味わうことでモチベーションが上がり、リスト全体への取り組みがスピードアップするからだそうです。
なお、もちろんすぐできることだけにする必要もなく、
- 世界一周旅行に行く
- 最近連絡を取っていない友達にメールする
- 10kmのマラソンを完走する
のように達成までの期間が違うものが混じっていても全然問題はない、ということです。
考察
この「すぐできることを入れて弾みをつける」という考え方は、1つ目と同じく断捨離とも共通しますね。
それ以外でも、
- 大きくて何から手を付けていけばわからないタスクは、小さく分解して具体的に何をすればいいかわかるようにする
- 人に教える時、まずは「誰でも失敗しようのないこと」から始めて成功体験を積ませ、自信をつける(中学生に小学校のドリルをさせるなども同じ)
- 続ける技術などで、1日の目標はすぐできるものにまで分解する(スモールステップ)
また、「まずはすぐできる目標を決め、クリア出来たらもう一歩先の目標を入れる」というのもアリでしょう。
たとえば私の場合、俳句の本を読んだ後に
→達成したので新たに「俳句を10個詠む」を追加
→また達成したので「俳句を30個詠む」を追加
という形で目標が進化したものもあります。
質問をガイドにすればやりたいことを見つけやすくなる
内容紹介
この本では、やりたいことを100個見つけるために100個の質問を用意しています。自力では100個思いつかなくても、この質問に答えていけば自然に自分のやりたいことが見えてくるという仕組みです。
参考にこの100個の質問のうちいくつか紹介すると
- 健康を維持、改善するために何をしますか?
- 一番欲しいものは何ですか?
- 一年間人生の休日をとるとしたら何をしてすごしますか?
- あなたの大切な人をよろこばせるには何をしますか?
- どんな家に住みたいですか?
などです。
ちなみに、「特に思いつかない」場合は「興味がない(または達成済み)」としてやりたいことを無理やり作り出す必要はありません。
また、複数の質問に同じ答えが出てきた場合、それは「自分の一番気になっていること」である可能性が高いのでマーキングして意識しておくとよいそうです。
個人的には図解の書き方と同じく、まずはあえて質問を見ずに行けるところまで自分だけで考えてみて、そのあとに他にやりたいことを見つけるために質問を活用するのがいいと思います。
ただ、上記の「答えなし」や「重複した答え」を把握するために質問自体には一通り回答するのがおすすめです。
ちなみに私は最初にリスト作ったときは63個までしか思いつけませんでした。細かくは覚えていませんが30個くらいは自力で、20個程度は質問の直接の回答として、残りの約10個はリストの質問から発想を広げて見つけたように思います。
参考に私のやりたいことをいくつか紹介すると
- みそ汁を作る(達成済み)
- 自室の断捨離をする(達成済み)
- 隣の駅のおしゃれな図書館に行く(達成済み)
- 体重67kgになる(未達成)
- キーボードでお気に入りの曲を演奏できるようになる(未達成)
この本を読んで私が実践すること、役に立ったこと
実践しようと思ったこと
- 掃除をし、「いらないもの(やらないこと)」を明確にする
- やりたいことリスト100を作る(健康の項目も入れて)
- 3ヶ月後にリマインダーをセットし、やりたいことリストの進捗を確認する
まず本棚を中心に掃除をして自分と向き合い、リーダーシップやコミュニケーション、プレゼンなどは「やらないこと」として扱うことにしました。
また、「掃除をしてやはりやろうと思ったこと」として、「キーボードでお気に入りの曲を演奏する」がありました。
やりたいことリストを考える際はふせんに手書きで書き出し→エクセルに打ち込み、という手順にし、Evernoteに保存しました。エクセルは完了日を入れると色がつくようにし、見返すたびに自分のモチベーションアップに役立つように工夫しました。
ちなみにやりたいことリストは当初の63個から、日々やりたいことを探したり(ボルダリングジムに行ってみる)、達成したものを進化させたり(近くの公園5つにサイクリングで行く)して記事を書いている今日現在(2018/4/30)では98個まで増えました。
役に立ったこと
実践してみた効果として、
- すぐできることをいれたおかげで弾みがつき、現在98個中30個を達成できている。達成が増えるたびに自信にもつながっている
- エバーノートに保存して、朝1日の計画を立てる時などに未達成のリストを見返して「すること」と「やりたいこと」を関連付けるのに役立っている
- 未着手のものも多いが、とりあえずやりたいことを書きっぱなしで忘れることはない
正直、今まではやりたいことリストを作っても作りっぱなしで1週間後には忘れていたのですが、今回はこの本のおかげでうまく続いています!
まとめ
- やりたいことリストを作る前に掃除をすることで「やらない方がいいこと」「やっぱりやりたいこと」が見えてくる
- 「やりたいこと」は大きなものも小さいものも入れてよい。むしろ積極的にすぐ叶うものも入れることでやりたいことリスト全体にも弾みがつく
- 100個の質問をガイドにすれば、やりたいことは案外たくさん浮かぶ
今回は「仕事ばかりの人生はつまらないけど、やりたいことが見つからない……」と感じている人におすすめの本、「人生でやりたいことリスト100の作り方」についてご紹介しました。
私自身、この本の「やりたいことリスト」のおかげで今まで以上にやりたいことを見つけることができたので、ぜひ読んでみてくださいね!
- 作者: 瀬海歩
- 発売日: 2015/03/27
- メディア: Kindle版
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