【仕事への活かし方】普段使いのSDS、ここ一番のPREP
こんばんは、山田太郎(仮名)です。
今回は「普段のコミュニケーションと
ここ一番のプレゼンやスピーチで伝え方の
『型』を使い分けよう」という話です。
スピーチだけでなく、ビジネスコミュニケーションに
興味がある方なら「PREP法」というものを聞いたことが
あると思います(このブログでも以前記事にしています)。
PREPとは
P:Point(要点・結論)
R:Reason(理由)
E:Example(具体例)
P:Point(要点・結論)
の略で、要は「結論→理由→具体例→結論」の
順番で話す、ということです。
最近は新人研修でも教えているそうですし、
実際、トーストマスターズクラブでも即興スピーチの
「黄金パターン」としてよく話題になります。
仕事で話を聞いていてイライラするのは大抵が
「話が長くて結論が何なのかわからない」ことが
理由なので、「結論から話す」という意味では
とてもいい方法だと思います。
ただ、個人的にはPREP法はここ一番相手を
説得したいプレゼンやスピーチでは効果的でも、
普段使いのコミュニケーションには
少々フットワークが重い気がしています。
そのせいか、PREP法を「知っている」人は多いと
思うのですが、「使いこなしている」人は
ほとんど見た事がありません(私の見識が
狭いだけかも知れませんが)。
そんなわけで、PREP法は有効ながら普段使いには
やや取り回しが悪いと感じているのですが、
そんな私が代わりに普段使っているのが
「SDS法」です。
SDSとは
S:Summery(要点=結論)
D:Detail(詳細=理由)
S:Summery(要点=結論)
の略で、PREP法との違いは「E:具体例」がないだけです。
単純に「結論→理由→結論」と結論で理由を
サンドイッチするだけのとてもシンプルな方法です。
シンプルすぎる気がするかも知れませんが、
自分の普段のコミュニケーションを思い出せば
分かる通りビジネスコミュニケーションで知りたいのは
①どうするのか(するのかしないのか)
②それはなぜか
突き詰めればこの2つだけだと思います。
私自身、普段SDS法を使っているのですが、
正直、普段のビジネスコミュニケーションでは
E:具体例を使う機会はあまりないんですよね……
そもそも、仕事でのコミュニケーションではある程度は
事前情報を共有していることが多いので、
具体例を話してまで相手の理解度を上げる必要は
薄いですし、そうすると時間がかかるデメリットが目立ちます。
もちろん、普段と違う相手や、同じ相手でも
多少込み入った話や複雑な話なら、相手の理解度を
上げる、という意味で具体例は有効です。
ただ、それはどちらかと言えば例外で、数としては多い
普段の身内のコミュニケーションを考えれば
基本の「型」にするには、具体例まで入れるのは
やはり「フットワークが重い」と個人的には思いますね。
実際に両方を使って見た感想としては、基本は
SDS法でシンプルに説明して、相手がうまく理解して
もらえなかった時、または込み入った話なら
具体例(Example)を追加する、というのがいいと思います。
ちなみに、SDS法はいちいち意識しなくても
S:Summery(要点=結論) → 「結論から言うと~」
D:Detail(詳細=理由) → 「理由としては~」
S:Summery(要点=結論) → 「まとめると~」
という「口癖」にしてしまうことで、意識せずとも
使えるようになります(私もそうしてます)。
まとめると「普段のシンプルなコミュニケーションには
SDS法、ここ一番のプレゼンやスピーチ、込み入った
コミュニケーションにはPREP法を使い分けるとよい」
ということです。
ちなみに、私のブログもいつもSDS法で書かれています。
気づきましたか?(^^)
またちょっと長くなってしまいましたが、今回はここまで。
少しでもご参考になれば幸いです。
ぜひ、試してみて下さいね(^^)/
●トーストマスターズクラブ日本地区総括