山田太郎の気づきノート

タスク管理や効率化、自分の活かし方を中心に、実践を通して得た気づきやコツを図解を交えて紹介します

【プレゼン・スピーチ】水のようなプレゼン、空気のようなプレゼン

こんばんは、山田太郎(仮名)です。

 

今回は、Facebookの過去記事から

今回は「水のような、空気のような聞き手にとって

自然なプレゼンをしたい」という話を加筆修正して紹介です。

 

 

先日、仕事である病院の職員の方々へプレゼンをしてきました。

聞き手400人、持ち時間40分という、今までにない規模のプレゼン

でしたが、まあなんとか出来る限りのことはできたと思います

(何回か前のノートにたくさんの反省がありましたね)。

(↑まだ未転載です)

 

ただ、自分的に非常に複雑だったのが司会者の方の

「アップルの新製品の発表のような話でしたね」という言葉。

 

まあ、褒め言葉のつもりで言ったのでしょうし、多少は

うれしくもありましたが、やはりこのコメントが出てしまう

ようではプレゼンとしては失敗だったと思います。

 

なぜなら、聞き手の印象の中で「プレゼン」が目立ちすぎて

「内容」が霞んでしまっているから。

 

私のプレゼンはTEDやガー・レイノルズのスタイルを参考に

しているので、医療業界ではかなり見慣れないものだと

思います。そういう意味では、ある程度その部分が目立って

しまうのはしょうがない。

 

ただ、私のプレゼンの目的はあくまでも「内容を伝え、参加者に

考え、明日から行動してもらう(そして1年後に結果を出して

もらう)」こと。このプレゼンスタイルは、あくまでもその目的を

実現するための「最良の手段」として選択しているにすぎません。

 

それを考えると「内容」ではなく「プレゼン」つまり「手段」に

ついてのコメントが第一声に出てくるのはやはり問題です。

プレゼンターたるもの、やはり第一声は「内容」に関するコメント

をもらうべきでしょう。

 

今回の件があってから、私自身、少しプレゼンに対する考え方が

変わりました。

 

今までは「炎」のようなプレゼンが最良だと思っていたのですが

(ただし、私のスタイル上「赤い炎」ではなく「青い炎」ですが)、

今は「水」か「空気」のようなプレゼンこそが自分の到達点だと思う

ようになりました(ただし、あくまでも私の場合ですが)。

 

つまり、プレゼンターが目立つことなく、聞き手にとって水を

飲むような、そしていつかは意識せず呼吸する空気のような

プレゼンを行い、その中で聞き手が自然に気づきを得、行動して

くれる。それこそが理想だと気づきました。

 

言い換えれば「押しつけがましくないプレゼン」とでもいいましょうか。

イメージとしては「語り部」が近いですが、純粋な語り部とは少し

違う気もしますね。この辺、私自身まだうまく言葉にできないので、

今後更に探究していこうと思っています。

 

私もまだまだ発展途上ではありますが、だからこそ更に良いものを、

そしていつかは完全を目指し、今後も精進していきたいですね。

 


●今日の一言
「本当にありがたいものは、そのありがたみにさえ気づけない」

「プレゼンターもあくまでもプレゼンの一部である」

「上善は水のごとし」(老子

 

 

◆補足

Facebookへの紹介文を転載

 

【水のようなプレゼン、空気のようなプレゼン】

ブログを更新しました。プレゼンターにとって開口一番の「話がうまいですね」は大いに反省すべきです。あなたの本当に伝えたいことは「私が話がうまいです」ではないはずだから。

プレゼンターさえも最終的にはプレゼンの「手段」。あくまでも目的である「内容」が聞き手の印象に残るよう、水のような、あるいは空気のようなプレゼンを目指したいものです。