山田太郎の気づきノート

タスク管理や効率化、自分の活かし方を中心に、実践を通して得た気づきやコツを図解を交えて紹介します

【成果・貢献】断る勇気と責任。そして上司の責任

こんばんは、山田太郎(仮名)です。

 

今回は、Facebookの過去ノートから加筆修正で

「断る勇気と成果」の話です。もう半年以上前の話ですね。

 

 

では、さっそく転載部分から。

 

今回は、「自分の仕事の成果に責任を持つためには、
時には嫌われるのを覚悟で断る勇気も必要」という話です。


今日は、珍しく仕事を断りました。

ビシッと、ではなくやんわりと、ですけど。

 

元々私ではなく今はまだ上司が主担当の分野で、

たまたま休日に対応したことからなし崩し的に

巻き込まれた案件でした。

 

正直、その対応に毎日30分~1時間前後

取られていたので、自分のすべき(メインである)

仕事に集中できず負担に感じていました

(これによる疲れ具合は最近の投稿の通りです(^^;))。

 

そして、そういう状況でその案件の先方との連絡の

途中で、更のその(私の主担当ではない)分野の別の

案件が発生してしまいました。

 

で、周り(私の上司ではない、共同で働いている

他職種の人)がこの仕事も振ろうとしてきたので、

さすがに「No」と言いました。

 

まあ、背景には私がゆくゆくはその分野も担当すると

いうことで、声をかけてくれた人からすれば「今から

仕事に慣れてもらおう」という思いがあったそうです

(そう言っていました)。

 

つまり、結果はどうあれ当人としては好意で声を

かけてくれていたわけです。

 

ただ、その場で振られた仕事は、正直私でなくても

できるものでした(と言うと偉そうですが(汗))。

少なくとも、「判断」を求められる専門職としての

役割にはマッチしていないと感じました。

 

もちろん、組織で助け合うのはとても大事なことですし、

他職種の専門の人がいない時にフォローするのが必要なのは

言うまでもありません。

 

ただ、それも状況次第だと思うんですよね。

「あるとなおいい」ことのために「その人でないとできない」

ことを犠牲にするのは、組織と顧客のために果たしてベストなのか、

ということです。

 

本音を言えば、断ったその時に一瞬相手の顔が強張ったのを

見て少しだけ後悔しました。

 

それでも私にとって今でもこの判断は間違っていなかったと

思っています。誰が何と言おうと私は自分の仕事については

エグゼクティブで、トップマネジメントですから。

自分の仕事では最高の成果を出す責任があります。

 

長くなりましたが言いたかったことは何かと言うと

「本当に自分にしかできない仕事以外は断る勇気を

持つことが、仕事に関する責任でもある」

ということです。

 

もちろん何でも断ればいいわけではありませんが、

あくまでも原則、あるべき姿はこう、という意味で。


欲を言えばこの辺は仕事の割り振りをする上司の責任も

あるとは思うのですが、まあ自分が変えられないことを

愚痴っても仕方ない。

 

これまた反面教師にして、自分が上司になった時に活かそうと

思います(ちなみに、私は「部下を守る代わりに高い成果を

要求する」タイプです。たぶん)。


ただ、最後に悔やまれるのが好意にきちんと言葉で応えなかった

こと。結果はとにかく、せっかく仕事に慣れさせようと

声をかけてくれたので、その好意は汲んでしっかり言葉にして

お礼すべきだったな~ということ(´・ω・`) 

 

この辺、まだまだ精進が足りないと猛省する次第です。

 

 

……とまあ、転載はこんな感じ。

 

記事を書いた当時から半年以上たちますが、今になっても

私は良くも悪くも「いい人」というか、下手をすると

「都合のいい人」になりがちなので、ここのところは

成果をあげるためにもう少しなんとかせんとな~と常々思います。

 

ただ、よく考えてみるとそもそもの目的は成果をあげるために

自分にしかできない仕事に集中すること。つまり、断ることも

あくまでも手段。

 

そう考えると、別にビシッと真正面から断らなくても、直接の害が

ない限りはのらりくらりと「かわす」のでもいいかな~と最近は

思うようになりましたし、実際そうしています。

 

明確に断ればどうしても相手との摩擦が生まれますし、それは

組織としての足並みを乱すことにつながります。また、相手に

真正面から反抗するというのはそれはそれで個人としても

精神的に疲れるものです。これらは結局、顧客のためになりませんからね。

 

まあ、相手が明らかに自分のことしか考えていなくてそれにより

組織の成果が著しく損なわれる場合は例外ですが、今のところ

「のらりくらり作戦」はまあそこそこ上手くいっています(^^;)

ただ、いつかここ一番で顧客のために振り絞る勇気だけは必要でしょうね。

 

なんか若干悪い意味で大人になった気がしなくもないですが(苦笑)、

それでもそれが顧客のためにつながるのならまあいいか、と

思う今日この頃です。

 

 

●今日の一言

「あなたの評判のために、顧客を裏切ってはならない」

「どんな時でも常に目的を思い出そう。成果は常に組織の中ではなく

外にある」

 

「自らの貢献については責任を負わなければならない。(中略)
その仕事をしている限り、目標や基準や貢献は自らの手の中にある」
(「経営者の条件」ドラッカー

 

 

◆補足

Facebookへの紹介文を転載

ブログを更新しました。過去ノートのリメイクですが、やはり「都合のいい人」の本質はなかなか変わらないようで……(汗)。とはいえ、断る必要を理解した上で、目的からその一歩先へ踏み込みのらりくらり「かわせる」ようになったのは、成長と言えば成長かも知れません(^^;)