【本の紹介】禅、シンプル生活のすすめ
こんばんは、山田太郎(仮名)です。
今回は本の紹介です。
今回は「禅、シンプル生活のすすめ」(枡野俊明)です。
ただ力を抜いて生きることを学べるだけでなく、
使われている言葉がとてもすばらしい。
そういう意味で、プレゼンやスピーチの勉強をしている人には
言葉磨きのいい教科書にもなりますよ\(^o^)/
ちなみに、読んでいる最中に別の意味で驚いたので下のような
記事も書いちゃいました(^^;)
yamadakameimemo.hatenablog.com
【禅、シンプル生活のすすめ】
おすすめ度:★★★★☆(4/5)
肩肘張らない生き方を学ぶため購入。
作者は禅寺の住職だけでなく、庭園デザイナー、
大学教授などの肩書も持つ。
わざわざ「非日常」に行かなくても、日常の
中で習慣や見方を少し変えるだけで身軽に
生きることができるようになる、という本。
全体にとてもわかりやすく肩肘張らない
ゆるやかな印象の本だが、特に印象に残った部分として
「夕焼けを眺めながら『ああ、今日も無事に一日過ごせたな』と
感謝する」
「脚下照顧(きゃっかしょうこ)。まず自分の足元に目を向ける。
靴をそろえるのは次に踏み出す一歩のためでもある」
「夏炉冬扇(かろとうせん)。今はまだ役に立たないが、
そのうち必ず役に立つもの」
「白か黒かにこだわると、灰色の美しさを忘れる」
「親死に、子死に、孫死ぬ。平凡の中にこそ、本当の幸せがある」
などがあった(その他は下の「自分用メモ」に。いっぱいあります(^^;))。
また、
「落ち葉の数も日により変わる」
「一行三昧(いちぎょうざんまい)。一つのことに専心する」
「道端の石にも表と裏があり、表情がある」
「色では伝えきれない美を伝えるために、あえて墨の黒を使い
『見る者の中にある美』を見てもらう」
など、言葉づかいがとてもすばらしいのもこの本の大きな特徴。
少し大げさだが読んでいるだけでも心に風が吹くというか、
心が洗われるような気分になる(これも禅なのだろうか)。
読了後、気の持ちようではあるが、多少なりとも「肩と体の
力を抜いて」生きることができるようになった気がする。
ただ、これを一過性で終わらせないために、これからの生活で
それこそ「脚下照顧」を心がけていきたい。
おすすめできる人としては、まず日々の生活で肩肘を張り過ぎて
いる人。そして、冒頭にも書いた通り言葉づかいがとてもすばらしいので、
スピーチやプレゼンテーション、文章家など、言葉をつかって
人の心に何かを届けたい人もきっと得るものが多いと思う。
私もまた日が経って日々の生活に疲れてきた時(いつかきっと
そういう時が来るだろう)、もう一度本棚から出して
読み返したいと思う。
●今日の一言
「今日を生き抜けた事に、感謝」
●今回の本(おすすめ度:★★★★☆(4/5))