【方向性・生き方】食べることは背負うこと
こんばんは、山田太郎(仮名)です。
今回は「今日の糧に感謝し、恥ずかしくない
明日を生きる」という話です。
私は夕食を食べる時、2つのことを心がけます。
1つは、今日を生き延びたことに感謝すること。
そしてもう一つは、生きる糧に感謝することです。
禅の食事の作法で「五観の偈(ごかんのげ)」と
いうものがあります。
これは、5つのものに感謝して、食事をいただく、というもの。
その中の一つに
「このありがたい食事をいただいていい自分なのか、
行いを反省していただく」
というものがあります。
当たり前と言えば当たり前ですが、今日、私の口に入ったものは
明日を生きることはできません。これは、動物に限らず植物も
含めてです。
そういう意味では、たとえ目に見えなくとも、やはり他の
ものの命を絶ち、その結果を食べ命をつないでいる、
ということになります。
「あなたの今日は、誰かがどうしても
生きたかった明日」という言葉がありますが、
これは別に人間に限ったことでもないでしょう。
せめて、こうべを垂れて感謝し、夕食をいただきたい
ものです。そして、食べ終わったら一言「ありがとう」と。
食べることは背負うこと。
あえて罪深いとは言いません。
ただ、せめて今日私の糧となったものたちに
恥ずかしくない明日を生きたいものです。