山田太郎の気づきノート

タスク管理や効率化、自分の活かし方を中心に、実践を通して得た気づきやコツを図解を交えて紹介します

【プレゼン・コミュニケーション】プロフェッショナルの口説き方

こんばんは、山田太郎(仮名)です。

 

今回は「プロフェッショナルはyourメッセージで

口説こう」という話です。

 

すいません、挑戦的なタイトルですが、実はこれ仮説です(^^;)

むしろ一緒になって試してくれる人募集中ですm(_ _)m


こんな人におススメ!

プロ意識の高い聞き手に提案を受け入れて欲しいけど、

うまくいかなくて悩んでいる人

 

この記事でわかること

プロ意識が高く、ハードルの高い聞き手に提案を

受け入れてもらうヒント(まだ仮説段階です)

 


プロフェッショナルの口説き方 ~yourメッセージで聞き手の“先”にあるものを見よう~

プロ意識が高い人はパートナーとしてはいいですが、

提案の相手としては要求も高く、提案を受け入れてもらうのも

中々骨が折れるものです。そういう時は少し見方を変えてみましょう。

 

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”yourメッセージ”を使おう

具体的にどうするかというと、ずばり

 

「“yourメッセージ”を使う」

 

ことです。

 

yourメッセージとはIメッセージ、youメッセージと

対になるもので、「聞き手が大事にしているもの

(≒聞き手のお客さん)」について話すことです。

 

例えば、同じ時間短縮のプログラムを相手に提案するとすれば

 

Iメッセージ(話し手)

→“私が”売り上げを上げるために、この時間短縮プログラムを

 買って下さい

 

youメッセージ(聞き手)

→この時間短縮プログラムで、“あなた”は残業を減らしたり

 好きなことができるようになります

 

yourメッセージ(聞き手のお客さん)

→これで浮いた時間をお客さんのために使うことで、

 あなたはもっと“お客さんの”役に立つことができます

 

という形で、Iメッセージの主語は「自分(話し手)」、

youメッセージの主語(目的語?)は「あなた(聞き手)」、

そしてyourメッセージの主語(目的語?)は「あなたの大切にしているもの」

になります。

 

yourメッセージのメリット

yourメッセージのメリットは、何と言っても自分(話し手)を

「売り込む人間」から「一緒に聞き手の課題を解決する“同志”」に

なれる(見ているものを合わせられる)ことです。

 

当たり前ですが、どんな人も「売り込まれる」のは嫌いです(^^;)

yourメッセージを使うことで、売り込んでくる人=敵という

立ち位置から抜け出すことができます。

 

そして、プロ意識の高い聞き手なら、判断の基準は「どう

お客さん(聞き手の自分ではなく)の役に立つか」になります。

しかし、これを意識して提案してくれる人はほとんどいません。

 

この判断基準を意識して話を組み立て、また時にはその判断基準を

理解していることを言葉にして明示することで「この人は

自分と同じ方向(聞き手のお客さん)を向いている」という

連帯感が生まれ、「話し手への信頼感」が飛躍的に上がります。

 

ということで、聞き手の先にあるのを意識したyourメッセージを

使うことで、話し手の立ち位置を「聞き手の同志」にすることができます。

 

実は……仮説です(^^;)

……と、ここまで威勢よく書きましたが、実は最初も言った通り

これは私自身も最近ようやく使い始め、検証中の仮説だったりします(^^;)

 

ちなみに、念のためGoogle検索もしてみましたが、似たようなことを

言っている人も現時点ではいないようです。もちろん、内容としては

既にどこかで出ているとは思うのですが、少なくともこういうプレゼンの

文脈でI,youメッセージとの比較ではまだ一般的ではないようですね。

 

ということで、先行事例も明確なものはなく、私も試し始めたばかり

なので、むしろ試してみた人は先行事例の一環としてぜひ教えて下さい(笑)。

 

なぜこれを思いついたか

とはいえ、完全に頭の中だけの話と言うわけでもないので、

これを考えるきっかけになった私自身の経験を2つだけ紹介します。

 

実は、私自身が他の人の提案を判断する時も、「それは患者さんの

ためになるか」を基準にしています(私は医療職です)。

 

逆に言えば、私を説得するには「この提案がいかに患者さんの

役に立つか(yourメッセージ)」をきちんと提示する必要が

あるのです(これが明確でない場合、こちらから質問します)。

 

また、私は時間管理の本を割とよく読みますが、私なりの内容の

見極めの1つが「まえがきに“お客さんのために”より成果を

あげるために時間を作る」ということが明示されているかだったりします。

 

実際、振り返って見てもこの基準がクリアされている本は

一本通った筋と深みがあり、学びが多い本が多かったです。

 

まとめると、少なくとも私自身の場合、自分が聞き手なら

「yourメッセージ」を提示して欲しい、ということですね。

 

yourメッセージは”奥の手”に

ただし、このyourメッセージですが、1つ注意点があります。

それは、「yourメッセージは”奥の手”にする」ということです。

 

まず、乱発すると”奥の手”ではなく”いつもの手”になり

印象が薄れてしまいます。また、一歩間違うと優等生的な理想論だけの

発言に聞こえかねないため、ここぞという場面を選んで使いたいものです。

 

 

まとめ

まとめると「”この提案が聞き手のお客さんにどう役立つか”と

言う“yourメッセージ”を使うことで、“売り込み人”から一緒の

方向を向いて課題を解決する“同志”になれる。ここぞという

場面で使ってみよう」ということです。

 

プレゼンに限らず、普段のコミュニケーションにも活用できる

考え方です(私も普段から使っています)。

 

聞き手のためのyourメッセージ、ぜひ一度試してみて下さいね(^^)/

 

 

●今日の一言
「私のことはどうでもいい。患者の役に立つか立たないか、それが問題だ」

 

●追記

この記事を書いた後、知り合いのShuOkamuraさんが orz となる

くらいうまく話をまとめた記事を書いていることがわかったので、

こちらもぜひご覧ください。やっぱりプロと比べると色々とまだまだですな~(^^;)

 

ameblo.jp

 

 

 ◆補足

Facebookへの紹介文を転載

 

【プレゼン・コミュニケーション】プロフェッショナルの口説き方

ブログを更新しました。たまにはちょっと野心的なタイトルで(笑)。「判断基準の高いプロを口説くには、その聞き手と同じもの(聞き手のお客さん)を見て、そこにどう役に立つかのyourメッセ―ジを語ろう」というものです。


”売り込み人”から”聞き手の同志”へと変われる伝え方、ぜひ試してみて下さいね\(^o^)/