【今日の名言(2015/08/04)】水やりは成長に合わせて
「人々と学問を討論する場合でも、その人の力量を考慮する必要がある。
たとえば樹木の場合、ようやく芽生えたばかりの時は少量の水をやるだけにし、成長に応じ水の量を増やしていく。
もしほんの若芽の時に桶一杯の水をざんぶりとかけたなら、水びたしにしてだめにしてしまうだろう」(伝習録p104より一部要約)
人を育てる時は、ここにもあるように相手の力量を見極め、それに合わせることにいつも気を配りたいもの。
自分に知識や経験が豊富であればあるほど、サービス精神も手伝ってついマシンガンのように伝えてしまいがち(私もよくやります(^^;;
でも、現実的には「自分が相手に伝えたこと」ではなく「相手が受け取ったこと」が重要です。
いくらたくさん伝えても相手が「受け取り」きれなければ意味はありませんし、むしろこの木の例のように根腐れを起こして(嫌なイメージを持って)去ってしまうかも知れません。
何かを伝えるのも相手のため(さらに言えば相手が貢献する人のため)。「自分が何を伝えたか」ではなく「相手が何を受け取ったか」を常に気にする先達でありたいですね(^-^)/
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