【論評・アドバイス・プレゼン】アドバイスにもストーリー
こんばんは、山田太郎(仮名)です。
今回は、以前書いた下の記事の応用編として
「アドバイスにもストーリーを作ろう」という話です。
アドバイスにはサンドイッチフォーマット
私の所属しているトーストマスターズクラブ(スピーチと
リーダーシップを学ぶNPO)では、3分程度で他の方の
スピーチにアドバイスする「論評」というコーナーがあります。
そこでよく使われているのが、上の記事にも書いた
CRCのサンドイッチフォーマット、つまり、
C:commend(ほめる)
R:Recommend(提案する)
C:commend(ほめる)
というように、最初と最後にほめて後味よく終わる方法です。
この方法の利点は、関連記事に書いた通りです
(まだ読んでいない方はこの機会にぜひご一読下さい(^^)/)。
サンドイッチフォーマットからもう一歩
この記事では、上記を踏まえた上で
もう一歩進んだ応用としてやってみようと
考えた工夫が3つあるので書いてみようと思います
(実践=効果の検証はこれからです(^^;))。
その3つの工夫とは「アドバイスにもストーリーを作る」
「ほめ方を加速する」「提案に驚きを加える」です。
今回は1つ目の「アドバイスにもストーリーを作る」に
ついて書きたいと思います。
アドバイスにもストーリー
実はこの3つはいずれも「より効果的に伝えるために
相手の感情の流れを意識しながら伝え方を工夫する」
という考え方に基づくもので、この
「アドバイスにもストーリーを作る」はその全体像に
関係するものです。
……とエラそうに書いてみましたが、スライドの形を見れば
わかる通り実はすること自体は上の
「ほめる→提案する→ほめる」
のサンドイッチフォーマットと一緒だったりします。
まあ、基本は王道ですから(^^;)
(形自体はほとんど変わりません(^^;))
ストーリーで感情をデザインする
ただ、通常のサンドイッチフォーマットはどちらかと
言うと「気持ちよく提案を受け入れてもらう」という面が強く
ほめるのは「聞く耳を持ってもらう」のと
「後味をよくする」役割を持っていました。
これに対し、この「アドバイスにもストーリー」は
「感情をデザインする」という観点から、
ほめる → 気持ちを持ち上げる(気持ちの山)
提案する → 気持ちをやや落ち着かせる(気持ちの谷)
ほめる → 気持ちをまた持ち上げる(気持ちの「頂上」)
というように、することは同じでもより意識的に
「ほめる→提案する→ほめる」の流れを行っていきます。
言い換えれば、通常のサンドイッチフォーマットは
「ほめる→提案する→ほめる」の『結果』として
感情の流れが発生するのに対し、ストーリーを作る方法は
初めから感情の変化を起こすことを『目的』の1つとしています。
こうすることで、ただの機能的な「アドバイス」が
感情を揺さぶる読み物のような「ストーリー」になり、
あなたのアドバイスを聞くのが楽しみになる……はず(^^;)
おわりに
さて、ということで、今回はアドバイスの工夫第1弾として
全体像に関連して
「アドバイスにもストーリーを作り、
聞き手の感情の流れをデザインする」
という話でした。
どんなものでも、ただ行うのと目的を持って意識しながら
行うのではその効果は大きく異なるもの。
私も実践した結果を今度記事にしてみようと思うので、
ぜひ皆さんも試して見て感想を教えて下さいね\(^o^)/
次回はアドバイスの前半部分、ほめ方の工夫として
「ほめ方を『加速』する」です。お楽しみに!(^^)/
◆補足
これはトーストマスターズクラブで3分程度の
まとまった時間をとって行う「論評」を念頭に
しているので、日常でさらっと他の人をほめる時に
使うには少し工夫が必要かも知れません。
ただ、例えば面談など少しじっくり話せる場なら活用できる
でしょうし、考え方自体は広く応用できるので、
ぜひ一度試してみて下さいね(^^)/
◆補足2
微妙にスライドを手直ししました。
(前のバージョン)
(現行バージョン)
3つ目の「頂上」の吹き出しを、ブログの
メッセージと「頂上」であることを
考えてより強い色にしてみました
(拡大しないとわからない程度ですが(^^;))。
日々精進ですね(^^)/
●関連記事yamadakameimemo.hatenablog.com
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