山田太郎の気づきノート

タスク管理や効率化、自分の活かし方を中心に、実践を通して得た気づきやコツを図解を交えて紹介します

【プレゼン・スピーチ】私の分析作法(2015/12/27追記)

最近スピーチ・プレゼン分析やアドバイス絡みの記事を
良く書いていますが、そういえばスピーチや
プレゼン分析の「手順」って、聞いたことがありそうで
意外にないことに気づきました。

ということで、ニーズがあるかわかりませんが(笑)、
参考までに私の分析手順を紹介してみます。

実はこれ、楽屋裏系の若干恥ずかしい記事なので、
ぜひ応援・叱咤激励のコメントお待ちしております(^^;)

大まかな流れ

私がプレゼンを分析する時は、だいたい以下の流れでやっています

  1. リアルタイム分析
  2. 分析の「軸」(メッセージ)の確認
  3. メッセージと3つの切り口での分析
  4. チェックリストを使った分析
  5. アドバイス選択/まとめと「まねポイント」

以下、それぞれについて少し詳しく説明していきますね
(私の場合は主に「アドバイスするために
分析する」のを主な目的としています。ご了承ください)。

リアルタイム分析

まずプレゼンやスピーチを聞きながら内容を
メモし、並行して良かった点や気になった点や
提案を書いていきます。

f:id:yamadakamei:20151226102054j:plain:w400

私は一目でわかるように、プレゼンの内容は青、
分析内容は緑、重要なポイントは赤で書き分けています
(ペンの色を変えるので若干のタイムラグはありますが、
全て同じ色だと見返すのがとても大変です……)。

また、プレゼン内容に関してはマインドマップ
(”もどき”(^^;))で整理しています。

この辺は色々な考え方があると思いますが、
私は話の構造やボリュームが一目でわかる
この方法が見やすくて好みです。

ちなみに、経験的に話の内容をメモしないと
どうしても漠然とした分析しかできない
(特に「内容=話の価値」が手薄になる)ので、
少し忙しいですが必ず内容もメモするように
しています(記憶力が悪いもので(^^ゞ


また、見返す時のことを考えて、聞きながら
感じた序論、本論、結論にそれぞれ区切りを
書いたり、経過時間もメモしておきます。

(精度の高いアドバイスをするには
「これを入れて」だけでなく「これを入れて、
その代り聞き手の立場でやや優先度が落ちる
この部分を減らしてはどうか?」まで必要なので)

分析の「軸」(メッセージ)の確認

一通り聴き終えたら「第一印象」と
「受け取ったメッセージ」を考え、メモします。

f:id:yamadakamei:20151226165709p:plain:w400

時間がない時はこの時のように「メッセージ」
だけのこともありますが、メッセージだけは
必ずきちんと「言葉にして」います。

プレゼンテーションは「よりメッセージを効果的に
聞き手に届ける」ために行うものだからです。

「プレゼンテーション」は独立して存在するのではなく、
あくまでもメッセージとの関係性で存在するものです。
言い換えれば、メッセージはプレゼンを分析するに
あたっての最も重要な「軸」になります。

文字にすると当たり前ですが、慣れてくると意外に
忘れがちなので、私は手順として組み込んでいます(^^;)

ちなみに、ここではあくまでも「受け取ったメッセージ」
で「伝えたかったメッセージ」ではありません。

「伝えたかったメッセージ」は本人でないとわかりませんし、
この2つがずれていた、というのも話し手にとっては
とても価値のある情報になるからです。


時間がある時は、フィードバックシートに
第一印象とメッセージの両方を書き込みます。

f:id:yamadakamei:20151225235518j:plain:w400

メッセージと3つの切り口での分析

メッセージを軸に、想定する聞き手と
ゴールのことを考えながら

  • 内容
  • 構成
  • 伝え方

の3つの軸で効果的だった点と気になった点を再度考えます。
今回は左に書いてあるあたりが追記分です。

f:id:yamadakamei:20151226164611p:plain:w400

「構成」と「伝え方」についてはプレゼンを
聞きながらのリアルタイム分析でもかなりの
部分がわかります。

反面、「内容」(話自体の価値や聞き手に
合っているか)に関しては、経験的に
聞きながらだと分析しきれないことが多いです。

なので、プレゼン後は「内容」を特に
意識しながら分析を追加します。

チェックリストを使った分析

つい最近始めた方法で、フィードバック
シートに書いてある項目をチェックリスト
として使い、1つ1つ細かくチェックしていきます。

フィードバックシート
f:id:yamadakamei:20151225235518j:plain:w400

チェックリストとして使って追加で思いついたこと
f:id:yamadakamei:20151226102052j:plain:w400

しっかり考えているつもりでも、細かく詰めると
意外に漏れがあるものです(^^;)
(限られた時間内でのアドバイスなら逆に
ここまでしない方がいいかも知れませんが、
私の場合はあくまでトレーニングなので)。

アドバイス選択/まとめと「まねポイント」

私は「論評」(アドバイス)の技法
訓練しているので、分析した内容を
メッセージを軸にまとめ、
「特に良かった点」を3つ、提案を1つ選びます。

ここで「自分が次回以降まねしたいと
思うこと」も選びます。

アドバイスを選ぶ時重要なのは「話し手のレベルに
合わせる」ことと「アドバイスの数を絞る」こと。

特にある程度分析に慣れてくると、本人の
レベルを超えた”自分(アドバイス側)に
とっては新鮮味のある”提案をしたり、
やたらたくさんのアドバイスをしたくなるものです
(私がそうだっただけかも(^^;))。

でも、自分がアドバイスを受ける立場なら、
やっぱりそんなアドバイスは困ります(苦笑)。

アドバイスはあくまでも相手の成長を
祈ってするもの。

3つのほめポイントで相手を激励し、
少し背伸びする提案でより上を目指してもらいましょう。


アドバイスの順番を組み立てた後は、
ポイントをスケッチブックに書いて
アドバイススピーチを行って終了です。


●関連記事
yamadakameimemo.hatenablog.com
yamadakameimemo.hatenablog.com
yamadakameimemo.hatenablog.com

おわりに

さらっと気の利いた記事を書こうと思ったら、
またしてもやたら”重い”記事になってしまいました(^^;)

ただ、それだけに私の意図含めかなり詳細に
書けたと思うので、独学ではありますが
少しでも迷える人の参考になればと思います。


何か感想、お気づきの点などあればぜひコメント下さいね(^^)/

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございましたm(_ _)m


●関連記事
yamadakameimemo.hatenablog.com