山田太郎の気づきノート

タスク管理や効率化、自分の活かし方を中心に、実践を通して得た気づきやコツを図解を交えて紹介します

【今日の名言(2016/1/30)】伝える技術は、何のため?

「巧言令色鮮し仁」(論語新釈p18)

「言葉を巧みにし、見た目を飾って人を悦ばせようとすると、己の本心の徳がなくなってしまう」という意味だそうです。

本来、「心にもないことや内容がないことを言葉巧みに言って相手をだまそうとする」のを戒める言葉なのでしょうが、スピーチやプレゼンテーションを学ぶ人間にとっても戒めにしたい言葉です。

我々は価値を伝えるために工夫を凝らし、言葉を尽くします。しかし、この「伝える技術」は、思いを忘れ技術に走れば「巧言令色」となり「鮮し(すくなし)仁」となってしまいます。特に、新しい技術を学びそれが「楽しい」時ほどこの落し穴にはまりやすいもの(かく言う私も……(^^;))。

価値をきちんと伝えるためには技術も重要ですが、くれぐれも「相手のために」という根本を忘れないようにしたいものですね(^^)/


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●今回の出典

論語新釈 (講談社学術文庫)

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