山田太郎の気づきノート

タスク管理や効率化、自分の活かし方を中心に、実践を通して得た気づきやコツを図解を交えて紹介します

【スピーチ・プレゼン・毎日図解30(2016/3/22)】スピーチネタの鮮度と深度

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今回は「スピーチネタの鮮度と深度」です。

「スピーチネタ」と書いてはいますが、プレゼンやセミナーなど、考え方自体は「人に伝える」こと全般に応用が効くはずです。

「鮮度」と「深度」の2軸で考える

スピーチネタを考える時は、図のように「鮮度」と「深度」の2つの軸をイメージすると「自分しか話せないスピーチ」に近づきやすくなります。

「鮮度」は新鮮さ重視の「刺身型」

「鮮度」は、自分にとっての気づきや学びの新鮮さです。「最近こんないいことがあった!」と他の人に話したくなる感じですね。

「鮮度」重視のスピーチは、基本的に数日~数週間以内にあったことで、その感動を新鮮なうちに聞き手に届ける「刺身型」のスピーチと言えるでしょう。例としては「こんなことがあった。自分は今後~していきたいと思う」という形のスピーチです。

歴史が浅い分説得力の裏付けとなる実績は不足しがちですが、何よりその「熱量」が聞き手の心を打ちます。

「深度」は実績・説得力重視の「ライフワーク型」

次に「深度」は、自分がどれだけ長い間、そのテーマに取り組んできたかです。鮮度がスピード重視なのに対し、「深度」重視のスピーチは自分がじっくり取り組んできたこと、そしてその結果として得てきたものが話の中心です。

「深度」重視のスピーチは、自分が長年取り組んできたことを腰を据えて語る「ライフワーク型」のスピーチになります。例としては「私は今まで~をして―――の結果を出してきた。みなさんにもぜひ~」という形になります。

長年そのテーマについて語っているだけに自分自身に新鮮さを得るのはやや難しいですが、長く続けてきた人特有の厚みと実績の説得力が魅力です。

両方を兼ね備えた「温故知新型」

そして、「鮮度」「深度」ともに高いのが、右上の「温故知新型」のスピーチネタです。ここに当てはまるのは「今まで自分が取り組んできたことが、最近の自分の気づきや学びを通して更に『進化』した場合」です。自然にこの領域を得るのはかなり難しいでしょうが、この領域のスピーチはまさに「自分だけが話せること」になります。


ちなみに、左下の領域はこれから深度が高まると考えて「熟成中」としました(実際には箸にも棒にも掛からない「ゴミ箱行き」ネタも多いでしょうが(^^;))。

「温故知新型」を目指すには

いきなり右上の「温故知新型」のネタを見つけるのはかなり難しいので、左上の「ライフワーク型」や右下の「刺身型」を「温故知新型」に進化させる方法を考えてみました。

  • ライフワーク型→温故知新型

自分の「鉄板ネタ」を、最近の経験と結び付け、新たな気づきや学びを引き出せないか考えてみる(過去→現在の結び付け方)

  • 刺身型→温故知新型

最近の経験から得た気づきが、過去自分がやってきたこと(特に、慣れてほとんど無意識にしているようなこと)と結び付けられないか考えてみる(現在→過去の結び付け方)

おわりに

ちなみにお察しの通り振り返って見ると私のブログ記事はほとんどが「刺身型」だったりします(この記事も(^^;))。

ただ、その時は「刺身型」でも、あとあと見返してみるとその時の成長とともに新たな気づきがあったりもするので、やはり気づきをきちんと形にして残しておくのは意味が大いにあると改めて感じました。


スピーチ、プレゼンからブログネタまで、ネタを考える時にはぜひ「鮮度」と「深度」を意識してみて下さいね!\(^o^)/


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