山田太郎の気づきノート

タスク管理や効率化、自分の活かし方を中心に、実践を通して得た気づきやコツを図解を交えて紹介します

【本の紹介】マンガでよくわかる教える技術

マンガでよくわかる 教える技術

マンガでよくわかる 教える技術

おすすめ度:★★★★☆(4/5)

リーダーとして他のメンバーに成長してもらい、さらに成果をあげるチームを作るために購入。

行動科学マネジメントの考え方に基づいて、相手が誰でも、どこでも、どんな時でも「行動」に着目して教えることで、効果的に「教える」ことができる、という本。

ともすれば精神論に走ったり相性の良し悪し走ってしまいがちな「教える」ということについて、きちんと体系立ててわかりやすく教えてくれる。


基本としては「成果をあげている人の”行動”と教える相手の”行動”を比べ、その差をチェックリストや知識テスト、実技チェックなどで埋めていく」というもの。

他にも「理解度を確認するため、教えた内容が”成功する場合”と”失敗する場合”を考えさせる」「”結果”ではなく”行動”をほめる」(ミスをしてもその報告をすみやかに報告したという”行動”をほめる」、「望ましい行動の回数を数え、フィードバックする」などが勉強になった。

これだけ読むとあまりにも単純に見えるかも知れないが、我が身を振り返るとその”単純”さえできていないから困ったものだ(汗)。

特に、私はどうしても「教えっぱなし」になってしまう反省があるので、理解度の確認法などはぜひ取り入れてみようと思った。

また、前述の「”行動”をほめる」という原則を思い出せば、「ほめる」という行為ももっと気軽にできるような気がする。


チームや組織としての成長には「教える」ということが欠かせない。

人材・部下育成に興味がある人はもちろん、自分自身に「教える」という応用の仕方も可能だと思うので、「成長」というキーワードが気になる人はぜひ一度読んでみて欲しい。


以下、私がこの本を読んで行う予定のこと

◻「教える方向性」は「応援」か「軌道修正」の2種類のみ
◻教える内容を「知識」と「技術」に分類する
◻成果を上げている人の行動を観察する
◻望ましい行動チェックリストを作る
◻MORSの法則(計測、客観化、誰が見てもわかる、明確化)で具体化
◻することは絵や写真、図解で表現
◻仕事の全体像とその人の位置付けを明確化して伝える
◻知識テスト(一問一答。チェックリストをもとに)
◻技術チェック(チェックリストをもとに)
◻テストとチェックをもとにギャップを明確にし、教える
◻「成功パターン」と「失敗パターン」を考えてもらう(理解度の把握)
◻実行したら行動に着目してほめる
◻成果に直結する行動を数え、グラフ化してフィードバックする(比較するのは目標か「過去の自分」のみ)
◻「やらないことリスト」を作る
◻趣味や休日の話し方の話をする
◻補助輪を外す(1か月が目処?)

●今回の本
マンガでよくわかる 教える技術

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