山田太郎の気づきノート

タスク管理や効率化、自分の活かし方を中心に、実践を通して得た気づきやコツを図解を交えて紹介します

【本の紹介】「会議ファシリテーション」の基本がイチから身につく本

おすすめ度:★★★★★(5/5。おすすめ!)

打ち合わせの質を上げ、チームの力をもっと引き出すために購入。


場を作り、雰囲気を作り、合意を作る「今日から、誰にでもできる」方法が満載の素晴らしい本。

特に素晴らしいと感じたのが「個人のキャラクターやスキルではなく、仕組み(手順)で出来る限り解決する」という考え方。

例えば、ムードメーカー的な「キャラクター」や「リーダーシップ」がないと難しいと思われがちな「雰囲気作り」や「参加者の主体的な会議への参加」を

  • お茶やお菓子の工夫(甘いものと辛いものを用意して「選べる」ように。評判のお菓子や健康茶などで話題作り)
  • 準備や片づけをみんなで行い「お客さん」ではなく「みなで作る会議」を意識づける
  • 司会が「こうしましょう」ではなく参加者に「みなさん、どうしましょうか?」と問いかけ、「皆で決める」

等の「手順」(=知ればだれでもその通り出来ること)を通して実現するなど。

もちろん、ファシリテーションの肝になる「合意形成」についても「まずふせんに意見を書きだして(吐き出して)もらい、グループ→全体討議を行う」などきちんと説明されている。

また、書き方も耳にタコができるくらい「これなら誰にでもできますね」と繰り返し、さりげなくやる気にさせてくれる。
というか、私ものせられてさっそく実践してしまった(笑)。


「今日からすぐできるヒント」が満載の文句なしの良書であり、

に「はじめの一歩」としてまずは体験しながら身につけてもらうために、ぜひおすすめしたい。きっと役に立つヒントがたくさん得られるはずだ。


以下、私がこの本を読んで行う予定のこと
●雰囲気作り
◻発言回数と時間を管理する
◻「みなさん今出た意見を整理するとどうなりますか?」
◻1人1分プライベートの近況報告(計時係付きで)
◻お茶やお菓子の工夫(甘いものと辛いもの。評判のお菓子。健康茶)
◻会場の工夫(掃除や外の会場)
◻主催者、事務局と連携して盛り上げる
●参加度向上
◻「他に意見はありませんか?」
◻資料の出し方の工夫(「現物」を1つでいいから用意)
◻会議グッズは種類を「選べる」ように
◻個人で考える(5分でカードに「全部吐き出す」)
ポストイット(大きめ長方形7.5×10、多め、3色、読みやすい字、間違い破棄、サンプルをホワイトボード)
◻グループ討議(「整理しながらさらにいい意見にまとめて下さい。それがこの会議の意味です」。手も口も出さない)
◻全体討議(1グループ2分、追加意見、最後は多数決でもOK。やること、担当者、スケジュール、進捗確認者を決めて終了)
◻準備と片付けはみんなで
◻「みなさん、どうしましょうか?」
◻会議グッズは複数用意(選べるように)
◻ホワイトボードに出てきて発言(大事ですが少し複雑なので、ホワイトボードに書いて〜」「また前に出て使いながら〜」)
◻合意形成サイクル(個人→グループ→全体)
◻会議グッズの準備(別紙)
●時間管理
◻「あと10分ですが、どうしますか?」
◻計時係は議題ごとに交代で
◻ホワイトボードにカウントダウン


●今回の本
「会議ファシリテーション」の基本がイチから身につく本 【イチから身につく本】