【名言・人材育成・プレゼン】その日だけの授業、その日だけのプレゼン
「いやしくも教師たる以上、通り一遍の紋切型な授業ではなく、その日その日に、自己の感得した所を中心として、常に生命の溢れた授業を為さむと心掛くべきなり」(修身教授録p47)
相手にとっては初めて聞く話でも、話し手の自分にとっては”いつもと同じ話”というのはよくあることです(特に新人教育やその領域の基本的なテーマに関する外部の人へのプレゼンなど)。
この”いつもと同じ”というのが意外と曲者で、1回目と同じだけの熱がこもらないのはもちろん、下手をすると自分が無意識に手を抜いていることさえ気づかないことがあります。
当然、そのような授業やプレゼンでは聞き手に十分な価値を届けられるわけもありません(「何を話すか」が重要なのはもちろんですが「誰が話すか」も重要なのです)。
この「その日その日に自分が感じたところを盛り込む」というのは、”いつも通りの話”を「その日だけの授業(プレゼン)」に変身させる効果的な方法だと思います。
ただ、どうしてもアドリブの要素が入るので、それを入れるための時間の確保と、アドリブ以外の部分についての入念な準備(これがないとせっかくの「その日だけ」が「思いつき」に聞こえてしまうかも)は必要でしょうが……
”同じこと”を何回もやって「飽き」を感じている方は(もちろんそれ以外の方も)、ぜひ試してみて下さいね(^^)/
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