山田太郎の気づきノート

タスク管理や効率化、自分の活かし方を中心に、実践を通して得た気づきやコツを図解を交えて紹介します

【本の紹介】仕事が速いのにミスをしない人は何をしているのか?

仕事が速いのにミスしない人は、何をしているのか?

仕事が速いのにミスしない人は、何をしているのか?

おすすめ度★★★★☆(4/5)

読了日:2017/03/13

底本:なし

1.読んだ目的

最近また増えて来たうっかりミスの減少+仕事のスピードアップ

2.本の概要

失敗学会副会長の著者が、ビジネスにおけるミスを予防する方法とそれによる仕事のスピードアップについて読みやすくまとめた本。失敗学といえば畑村洋太郎だが、大家とはまた違った視点の本となっており類書を読了済みでもポイントのおさらいとして読む価値がある

3.ポイントと示唆、すること

✔行動チェックリスト
◻︎失敗の予防は、過去に必ずヒントがある。他業界含め先人の失敗を知り予防するのがまず何より重要
◻︎注意力ではミスはなくならない。ミスを防ぐために常に集中しなければならないなら、それは作業そのものの設計に問題がある。そういう作業は作業そのものを注意しなくてもミスが起こらない仕組みに切り替えていく必要がある
◻︎共有データは1か所に保存し、2種類以上のバックアップを取る
◻︎一人が見誤りやすいポイントは次の人も見誤りやすい。逆の順(上から打ち込んだら下からチェックする)でチェックするなど、方法を変える工夫が必要
◻︎ 自分の仕事をマニュアルに落とし込み、「正しいけれどわかりにくい」(=ミスの温床)手順がないかチェックする
◻︎指示は言葉を変えて復唱してみる。相手がピンと来ていなければ再確認
◻︎「起こってほしくないこと」をまず考え、「それがどうすれば起こるか」の考えうるすべての要因、その発生可能性を考え、可能性が高いものについて優先して対策していく(フォルトツリーアナリシス)
◻︎失敗は「注意不足」「伝達不良」「計画不良」「学習不足」の4つに大別できる
◻︎「注意不足」(うっかりみす)には「注意すべきタイミング」と「ダブルチェックの質」がすべて。タイミングがわからなければ人間の注意力は持続できない。「作業が惰性になってもミスが起こらないようにするにはどうすればいいか」を考える

①失敗の予防は、過去に必ずヒントがある。他業界含め先人の失敗を知り予防するのがまず何より重要
【示唆と行動】
→何事も「車輪の再発明」はせず、まず先人から学ぶことを考える。試行錯誤はその先で(なお、先人の知恵を実践する過程でもある程度の思考サック後は自然になされる)

②注意力ではミスはなくならない。ミスを防ぐために常に集中しなければならないなら、それは作業そのものの設計に問題がある。「作業が惰性になってもミスが起こらない仕組み」を考える
【示唆と行動】
→「できないことをしようとしない」(=できないことを認める)がミス予防の第一歩
→2回以上同じようなミスが起こるようなら、手順の再設計を試みる

③共有データは1か所に保存し、2種類以上のバックアップを取る
【示唆と行動】
→実行

④一人が見誤りやすいポイントは次の人も見誤りやすい。逆の順(上から打ち込んだら下からチェックする)でチェックするなど、方法を変える工夫が必要
【示唆と行動】
→落とし穴は誰でも同じもの。これは仕事や生活全般に当てはまる
→マニュアルを逆順でダブルチェック(実行済み)。自分のヒヤリハットを週1くらいで他人に紹介?

⑤自分の仕事をマニュアルに落とし込み、「正しいけれどわかりにくい」(=ミスの温床)手順がないかチェックする
【示唆と行動】
→文字にすることで「わかりにくさ」が見える化され、気づくチャンスになる
→「作業メモ」レベルでいいので、していることを極力文字化する

⑥指示は言葉を変えて復唱してみる。相手がピンと来ていなければ再確認
【示唆と行動】
→実践(相手の表情も見ながら)

⑦「起こってほしくないこと」をまず考え、「それがどうすれば起こるか」の考えうるすべての要因、その発生可能性を考え、可能性が高いものについて優先して対策していく(フォルトツリーアナリシス)
【示唆と行動】
→逆順での思考が抜け漏れ予防には重要
→前半部分はある程度習慣あり。後半(特に発生可能性)について強化を

⑧失敗は「注意不足」「伝達不良」「計画不良」「学習不足」の4つに大別できる
【示唆と行動】
ヒヤリハットがあったときどれに当てはまるか考えてみる(テンプレ化?)

⑨「注意不足」(=うっかりミス)には「注意すべきタイミング」と「ダブルチェックの質」がすべて。タイミングがわからなければ人間の注意力は持続できない。
【示唆と行動】
→チェックリストの作成(ダブルチェックタイミングを含めたもの)と、逆順ダブルチェックの継続

★示唆のまとめ(統合)

先人や他業種に学びながら「ミスが起こりようがない仕組み」を考え、実践することが重要

4.3か月後にどうなっていたいか

うっかりミスが月に1つ以下(今は3つ以上くらい?)

こんな人におすすめ!

失敗学を仕事に活かしたミス予防&それによる仕事のスピードアップのためのわかりやすい本で、ポイントがよく絞られており入門編に最適な本と感じました。

「”気を付ける”だけではミスが減りきらない……」という人や「ミスを減らしつつスピードアップもしたい」という人はぜひ一度読んでみてくださいね。きっと役に立つヒントが見つかるはずですよ!(^^)/

今回の本

仕事が速いのにミスしない人は、何をしているのか?

仕事が速いのにミスしない人は、何をしているのか?