【本の紹介】内向型人間の時代
- 作者: スーザン・ケイン,古草秀子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/05/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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おすすめ度:★★★★☆(4/5)
読了日:2017/04/16
底本:なし
1.読んだ目的
内向型の自分の活かし方を知り、自分に合わせてもっとラクに生きる
2.本の概要
内向型の著者が内向型の良さと活かし方について様々な分析や事例などを基にまとめた本。やや「内向型びいき」で感情的な面もあるが、自分を見直し、より活かすよいヒントが満載の本
3.ポイントと示唆、すること
✔︎ 行動チェックリスト
◻︎内向型と外向型では「適切な刺激」が異なる。内向型は外向型より敏感であり、その「スイートスポット」に合わせて仕事や趣味、社交を設定するのがよい
◻︎内向型にとっての秘訣は、世の中の一般的なやり方に流されずに、自分の流儀を貫くこと
◻︎内向型は「ひとりで粘り強く続ける」力が高い。ひとりでいる時だけ人は「自分にとってやりがいのあること」にまともに向き合える
◻︎内向型リーダーは助言を受け入れやすく、能動的なチームメンバーの力を最大限に引き出せる
◻︎性格を変化させることはできるが、それには遺伝子の定めた限界がある
◻︎内向型でも、自分の強い信念や愛情に基づいて、限定された時間なら外交的に振舞うことは可能(その代わり、残りの時間は「自分らしく」あってよい)(自由特性協定)
◻︎信念に基づくコアパーソナルプロジェクトを探すには「子供の頃に大好きだったこと」「どんな仕事に興味があるか」「何をうらやましいと感じるか」がヒントになる
◻︎内向型は日常生活において「回復のための場所」をできるだけたくさん作る必要がある
①内向型と外向型では「適切な刺激」が異なる。内向型は外向型より敏感であり、その「スイートスポット」に合わせて仕事や趣味、社交を設定するのがよい
【示唆と行動】
→まずは「自分は周りと違う」と認識することから
→周りに遠慮しすぎず「自分を一番活かせる方法」を探す。それから必要に応じ妥協する
②内向型にとっての秘訣は、世の中の一般的なやり方に流されずに、自分の流儀を貫くこと
【示唆と行動】
→特に自分が特殊技能などで「ボトルネック」になる場合、「自分を活かせる=組織を活かせる」になる
→まずは記録を通して「自分の流儀」を見つけることから
③内向型は「ひとりで粘り強く続ける」力が高い。ひとりでいる時だけ人は「自分にとってやりがいのあること」にまともに向き合える
【示唆と行動】
→「1人でもすること」と「頼まれなくてもすること」(特に他の人がしていないこと)を気付いた時にEvernoteに記録し、「自分の核」の候補とする
④内向型リーダーは助言を受け入れやすく、能動的なチームメンバーの力を最大限に引き出せる
【示唆と行動】
→サーバントリーダーシップとの相性が良い。自分が目指すならこちらだろう
→タイプが違っても、相手の努力や成果を積極的に認める。論評スキルを活かす
⑤性格を変化させることはできるが、それには遺伝子の定めた限界がある
【示唆と行動】
→「性質は変更はできるが修正はできない」(ドラッカー)
→まずは自分を認める。その上で「自分の性質を活かしながらより成果をあげる(またはラクに活きる)には?」を考え、少しずつ実践する("がんばりすぎ"に注意!)
⑥内向型でも、自分の強い信念や愛情に基づいて、限定された時間なら外交的に振舞うことは可能(その代わり、残りの時間は「自分らしく」あってよい)(自由特性協定)
【示唆と行動】
→講師や飲み会(特に幹事)の時くらいは「限定された社交性」を出せないか試してみる(ただしそれ以外は「自分らしくしてよい」)
⑦信念に基づくコアパーソナルプロジェクトを探すには「子供の頃に大好きだったこと」「どんな仕事に興味があるか」「何をうらやましいと感じるか」がヒントになる
【示唆と行動】
「子供の頃に大好きだったこと」
→
・読書(ファンタジー)
・ファミコン
・テーブルトークRPGもどき
・裏山歩き
・ゲームのシナリオライター、ゲームマスター(あこがれの仕事)
→ファンタジーや未知の領域に惹かれていた?
「どんな仕事に興味があるか」
→
・自分のペースでじっくり集中して取り組める(あまり声をかけられない)仕事
・仕組み、マニュアル作り
・ブロガー?
・一人の時間が多い仕事
・後進育成
→「自分の興味を自分のペースでできる仕事」?
「何(どんな仕事)をうらやましいと感じるか(嫉妬するか)」
→
・一人で自分のペースで仕事をできる人
・文章を仕事にしている人
・「No」と言える立場の人
⑧内向型は日常生活において「回復のための場所」をできるだけたくさん作る必要がある
【示唆と行動】
→職場ならトイレ、ファミレス。自宅は自室、寝室、ソファ。その他スマホいじりなど?
★示唆のまとめ
内向型は気質であり、基本的には「自分を知る」ことで対応する。ただし、本当にやりたいことのために一時的に「がんばる」のはアリだし、もう1段高い自分のためにもなる
4.3か月後にどうなっていたいか
飲み会、接待の時は「自由特性協定」でもう少しだけがんばれる
こんな人におすすめ!
内向型の著者が内向型の良さと活かし方について様々な分析や事例などを基にまとめた本で、自分を見直し、より活かすよいヒントが満載されていると感じました。
「”内気”過ぎて回りとの付き合い方に悩んでいる、もっと楽に生きたい」という人はぜひ一度読んでみてくださいね。きっと役に立つヒントが見つかるはずですよ!(^^)/
今回の本
- 作者: スーザン・ケイン,古草秀子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/05/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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