山田太郎の気づきノート

タスク管理や効率化、自分の活かし方を中心に、実践を通して得た気づきやコツを図解を交えて紹介します

【本の紹介】職場の問題地図

職場の問題地図 ~「で、どこから変える?」残業だらけ・休めない働き方

職場の問題地図 ~「で、どこから変える?」残業だらけ・休めない働き方

おすすめ度:★★★★★(5/5。おすすめ!)

読了日:2017/05/18

底本:マニャーナの法則
yamadakameimemo.hatenablog.com

1.読んだ目的

チームによりうまく働いてもらうための指示出し、上司とのつきあい方を学ぶ

2.本の概要

「帰れない職場」の11の問題と解決策をわかりやすく楽しく解説した本。手書き風味の「問題地図」と軽妙な語り口が親しみやすく頭に入りやすい。

内容、読みやすさともにかなりレベルが高く、「残業だらけの職場」に悩まされている人にぜひ読んでほしい

3.ポイントと示唆、すること

✔︎行動チェックリスト
◻︎「目的」「成果物」「関係者」「インプット」「効率」の「仕事の5要素」を常に意識して仕事やコミュニケーションをすると抜けも少なく効率がよい
◻︎報連相は「すみません。〇〇の件についてご相談があります。2点、3分、時間を下さい」のように定型化して習慣化するとよい
◻︎話しかけられて何をしてほしいかわからない時は「報告?連絡?相談のどれですか?」と確認し「〇分ならいいよ」と期限を示す
◻︎「トラブル対応の件ね。大変だったね!」のように、復唱に感情を示す言葉を加える(リ+感情ワード)で話を聴く
◻︎打ち合わせの最後には「決定事項・宿題事項・次の打ち合わせ日程」の3点セットを確認する
◻︎依頼を受けた時は「松竹梅」で成果と提出目安の選択肢を提示できるとよい
◻︎最低限の「あたりまえ部分」の属人化はマニュアル化等で対応し、脱属人化できないものは優先度を下げて対応する
◻︎大事なメンバーに悲しい思いをさせないためにも、「何を」「どこまでやるか」は数字にして伝える
◻︎金銭以外にも、共感や感謝、期待を伝える、得意分野を任せるなど報い方はある


①「目的」「成果物」「関係者」「インプット」「効率」の「仕事の5要素」を常に意識して仕事やコミュニケーションをすると抜けも少なく効率がよい
【示唆と行動】
→「当たり前」の内容ではあるが自身を振り返ってみても確認したりしなかったり。やはり基本を「確実に」行うことが大事か
→いつも胸ポケットに入れているメモ帳にカード化して入れ、声かけを受けるたびに見直す

報連相は「すみません。〇〇の件についてご相談があります。2点、3分、時間を下さい」のように定型化して習慣化するとよい
【示唆と行動】
→胸ポケットのメモ帳に定型文のメモを入れておき、上司や同僚に話しかける前に毎回見る

③話しかけられて何をしてほしいかわからない時は「報告?連絡?相談のどれですか?」と確認し「〇分ならいいよ」と期限を示す
【示唆と行動】
→実行(ただしつっけんどんな言い方にならないように)

④「トラブル対応の件ね。大変だったね!」のように、復唱に感情を示す言葉を加える(リ+感情ワード)で話を聴く
【示唆と行動】
→実行。感情ワードは「おつかれさまでした」ばかりにならないように&気持ちを込めて

⑤打ち合わせの最後には「決定事項・宿題事項・次の打ち合わせ日程」の3点セットを確認する
【示唆と行動】
→①の「仕事の5要素」のカードの裏に書き、打ち合わせ冒頭に手元に開いて置いておく(最後に出そうとすると忘れる)

⑥依頼を受けた時は「松竹梅」で成果と提出目安の選択肢を提示できるとよい
【示唆と行動】
→ 3種類は厳しくても、仕事の5要素を確認した上で「しっかりコース(依頼そのまま)」の他に「スピードコース(簡単だけど早い)」も提示してみる

⑦最低限の「あたりまえ部分」の属人化はマニュアル化等で対応し、脱属人化できないものは優先度を下げて対応する
【示唆と行動】
→まずは属人化が当たり前部分なのか付加価値部分なのかの見極めから。当面は当たり前部分のマニュアル化に注力

⑧大事なメンバーに悲しい思いをさせないためにも、「何を」「どこまでやるか」は数字にして伝える
【示唆と行動】
→「何をやるか」は明示しているが「いつまでにやるか」はあまり明示していない(「どこまでやるか」の一種)
→指示は必ず締め切りとセットで伝える

⑨金銭以外にも、共感や感謝、期待を伝える、得意分野を任せるなど報い方はある
【示唆と行動】
→「リ+感情ワード」とサンクスカードで共感や感謝、相手の「得意技」を聞きそれに沿った仕事を任せる

★示唆のまとめ(統合)

「当たり前」のことを定型化して習慣化することが大事

4.3か月後にどうなっていたいか

「仕事の5要素」と「声かけの定型文」を毎回確実に使えるようになっている

こんな人におすすめ!

「帰れない職場」の11の問題と解決策をわかりやすく楽しく解説した本。手書き風味の「問題地図」と軽妙な語り口が親しみやすく頭に入りやすく、特に「すみません。〇〇の件についてご相談があります。2点、3分、時間を下さい」という「報連相の定型文」が印象に残りました。

内容、読みやすさともにかなりレベルが高く、「残業だらけの職場」に悩まされている人はぜひ一度読んでみてくださいね。きっと役に立つヒントが見つかるはずですよ!(^^)/

今回の本

職場の問題地図 ~「で、どこから変える?」残業だらけ・休めない働き方

職場の問題地図 ~「で、どこから変える?」残業だらけ・休めない働き方