【本の紹介】人生を変える断捨離~モノを通して価値観を見つめ直す~
今回は「部屋が散らかっていて見るだけでうんざり……」と困っている人におすすめの本、「人生を変える断捨離」についてご紹介します。
私自身、断捨離を初めてから部屋も気持ちもかなりすっきりして効果を実感しているので、ぜひ読んでみてくださいね!
- 部屋が散らかっていて見るだけでうんざりする人
- ダンボールの中に「思い出の品」がたくさんある人
- 自分のお気に入りのものに囲まれて生活したい人
- 作者: やましたひでこ
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2018/02/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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おすすめ度:★★★★★(5/5。おすすめ!)
読了日:2018/4/7
カテゴリ:実用書
- 本の概要
- 断捨離はモノを手放して自分の人生に「巡り」を取り戻す方法
- まずは「どう見てもガラクタ」から捨て、そのあと「今の自分との関係性」を意識して手放す
- 「使えるか使えないか」だけでなく「今の自分に必要か(関係性は強いか)」という視点が大事
- この本を読んで実践すること、役に立ったこと
- まとめ
本の概要
「部屋が散らかっていて見るだけでうんざり……」と困っている人におすすめの、モノを捨てることを通して暮らしも自分もごきげんになれる整理法の本。
ヨガの考え方を日常生活に取り入れた住まいと心の整理術である断捨離について、第一人者の筆者が「断捨離と人生」という視点でまとめています。
【参考】読後に作成したチャレンジシート
※チャレンジシートについてはこちらの記事をご覧ください
yamadakameimemo.hatenablog.com
参考になったポイントと読みやすさ
内容として、
- 断捨離はモノを手放して自分の人生に「流れ」を取り戻す方法
- まずは「どう見てもガラクタ」から捨て、そのあと「今の自分との関係性」を意識して手放す
- 「使えるか使えないか」だけでなく「今の自分に必要か(関係性は強いか)」という視点が断捨離の肝
(詳細は後ほど詳しく説明します)。
また、読みやすさの点で
- 要所にあるイラストがとてもわかりやすくイメージしやすい
- 住まいの状態を体に例えたり、ガラクタだらけの押入れを「押入れに知らないおじさんが詰まっている」など、例え話がうまい
- 押入れから冷蔵庫、本棚まで片付けの手順が具体的に示されている
断捨離はモノを手放して自分の人生に「巡り」を取り戻す方法
内容紹介
この本は「人生を変える断捨離」というタイトル、そして
断捨離は暮らしの新陳代謝
や
私たちが本当に手に入れたいのは「自分が心地よくいられる住空間」のはず。だとすると、「片づけ 」はそのための手段に過ぎません。
という言葉にもあるように、ただの「かたづけ術」ではなく、「人生をよりごきげんに生きる方法」として断捨離を位置づけています。
具体的には、
- モノを「断」ち
- ガラクタを「捨」てれば
- 執着も「離」れていく
考察
この「減らすことで巡りをよくする」という考え方は
- 体重を減らすと体が軽くなり、動きたくなる
- 物事の判断基準(ポイントを絞ってフットワーク良く動く)
- タスクや時間で「やらないこと」を決めて「やるべきこと」や「やりたいこと」を軽快に行う
また、似たような考え方で
新しいことを始める時は、まず古いものを捨てなければならない
(ドラッカー)
という言葉もありますね。
まずは「どう見てもガラクタ」から捨て、そのあと「今の自分との関係性」を意識して手放す
内容紹介
モノの断捨離は
- 「どう見てもゴミ・ガラクタ」を捨てる
- 「自分軸」と「時間軸」で自分との関係性を意識して手放す
- 「要、適、快」(自分にとって必要か?ふさわしいか?心地よいか?)で絞り込む
実は部屋を整理しようとしている人に意外に多い落とし穴が「思い入れの強いものから捨てようとして踏ん切りがつかず進めない」なんだとか。
そのため、まずはどう見ても捨ててよいもの(冷蔵庫なら賞味期限の過ぎた食べ物など)から捨てることで「断捨離の経験値」を高め、慣れてきたところでよりハードルの高いところへ手を付けることでスムーズに手放せるとのこと。よく考えられていますね!
考察
この「まず簡単なものから始める」という考え方は
- 相手に反対されそうなことを言う時は、まずは共通認識(相手が「はい」と言いやすいこと)から話し始めてみる
- モノに限らずPCやスマートフォン内のデータ整理なども「まずはどう見てももう使わないもの(1年以上開いていないアプリとか)」から手を付ける
- 「大きな仕事をすぐできるレベルまで小さくして弾みをつける」という考え方にもつながる
「使えるか使えないか」だけでなく「今の自分に必要か(関係性は強いか)」という視点が大事
内容紹介
「私が必要とするメガネ」なのか?「このメガネは使える 」なのか?
というように、「使えるか使えないか」はそのモノが基準になっているので「モノ基準」ですが、「今の自分に必要か」というのは「自分にとって大事か」という「自分基準」になります。
また、自分基準の中でも「昔は大事だった」(過去の恋人からのプレゼント)や「将来使うかもしれない」(自分用の文房具を5個も10個も予備を買う)など、「過去」や「未来」を基準にした残し方はできるだけ避け、
まだ使えるけれど 、〝心の賞味期限 〟は切れていないだろうか ?
と自分に問いかけながら「今の自分に必要か(関係あるか)」を考えて判断するのがコツだそうです。
その過程を通して必然的に自分の価値観と向き合うことになり、断捨離を通して自分自身をより深く知るきっかけにもなります。
考察
この「今の自分を軸とする」という考え方は
- 「起こるかもしれない」ことに関する過剰な不安に悩まされない(今できることに集中する)
- 過去の失敗(=反省は出来るが失敗自体は変えられない)に執着しない
- 他人からの期待(特に「こう思ってそう」と言う予測)に応えようとしすぎない
この本を読んで実践すること、役に立ったこと
実践しようと思ったこと
この本を読んで(というか読んでいる最中から)さっそく断捨離を初め、10日ほどかけて自分の部屋の断捨離を行いました。役に立ったこと
実践してみた効果として
- 自室の机の周りやクローゼット、衣装ケースなどのものを大幅に処分し、「目に入ってもすっきりできる部屋」にできた
- 本棚の本をかなり処分することができた(他の部分の断捨離と並行して何回か行っています)
- 本棚の整理を通し、未読の本を読んでみようという気になった(今までは「ぎっしり詰まって」いて文字通り「積ん読」だったのでとても読む気になりませんでした……)
- モノの処分(特に本棚)を通し、「これから自分に求めるもの」と「やらないこと」がより明確になった
- 今の断捨離をある程度し、妻に「すごいすっきりして気持ちいいね!」と感謝された
などを実感しました。特に居間の断捨離で予想外に妻に感謝されたことはうれしかったですね!
まとめ
- 断捨離はモノを捨てることを通して自分の人生も見直せる整理法
- まずは「どう見てもガラクタ」から捨てて弾みをつける
- モノの整理は「”今”の”自分”に必要か」がキーポイント
私自身、断捨離を初めてから部屋も気持ちもかなりすっきりして効果を実感しているので、ぜひ読んでみてくださいね!
- 作者: やましたひでこ
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2018/02/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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