言葉のかけら(口を開くは誰(だれ)がため?)
人と接する時は、自分の学びのために極力口は開かず、聞き手に回る。
そして相手の言葉をきっかけに、自分の中から気づきを得ることに
集中する。最後に、少しだけ自分の気づきを共有するために口を開く。
話せば聞けない。自分自身で考えを深めるだけなら、
あとで自分ひとりの時間に十分できる。人といる時間は、
その時しかできないことに集中しよう。
自分が「教える」ためにその場にいるのなら、
積極的に口を開いてもよい。
しかし、「学ぶ」ためにいるのなら、まずは口よりも
耳を使いたいものだ。口を使うのは、気づきをまとめる
段階で良い。
口を開くは人のため。
自分自身のために、まずは耳から始めよう。
●今日の一言
「話す2倍、聞きなさい」(不詳)
「自分のために口を閉ざし、相手のために口を開く」
「顧客のニーズは想像してはならない。必ず直接聞かねば
ならない」(ドラッカー)
◆補足
Facebookへの自分のコメントを転載
一昨日のワークショップで改めて感じました。自分の意見を開陳(かいちん)するのではなく、あえて口を閉ざして相手の流れに乗り、自分自身の限界を超えること。それこそが人との相互作用なのだと思います。