【コミュニケーション・プレゼン・スピーチ】「正しさ」≠「必要性」
(「≠」は「同じではない、という意味の記号です)
コミュニケーションにおいては「正しい」ことと「"目の前の聞き手にとっての"必要性」は必ずしも一致しない。
「事実ではあるが、言わなくてもいいこと(言うとかえって混乱を招くこと)」というのは実は結構ある(たとえば「守秘義務なので我々からはお伝えできない」)。
経験的には「言わなくてもいい"正しさ"」が出てくるのは、責任を回避したい気持ちが自分の中にあることが多い。しかし、その"正しさ"はしばしばかえって相手の反発を招く(それがたとえ事実でも)。
"正しさ"さえも、コミュニケーションにおいては手段の一つ。相手の気持ちに思いを馳せ、発言の意図を汲めば、うまく反発を回避できる可能性はある。
もちろん、相手への配慮がいきすぎてウソを言うわけにはいかない。
しかし、それでも仮にもプレゼンやコミュニケーションを志すものならば、相手の気持ちに思いを馳せ、時には"正しさ"をそっと胸の内にしまうような配慮をしたいものだ
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