山田太郎の気づきノート

タスク管理や効率化、自分の活かし方を中心に、実践を通して得た気づきやコツを図解を交えて紹介します

【本の紹介】「事務ミス」をナメるな!

「事務ミス」をナメるな! (光文社新書)

「事務ミス」をナメるな! (光文社新書)

おすすめ度:★★★★☆(4/5)

チェックリストの向上とミス予防のさらなる向上のため読了。

ヒューマンエラー対策の専門家による、「事務ミス予防」のための本。

内容と良かった点

この著者の本はすでに2冊読んでいたが、

  • ミスの頻度や影響が大きいものに関しては「やらなくてすませる」「逆手に取る」などの抜本的対策が必要
  • ミス対策の力には「異常検知力」「異常源逆探知力」「作業確実実行力」の3つがあるが、ミスを発見する「異常検知力」が最も重要で、「作業確実実行力」はしばしば話題になるが実はミス対策上の優先度は一番最後
  • チェックリストの順番や場所(例:はい・いいえの場所をそろえる)で「一目で異常がわかる」ようにするのが重要(ポップアウト効果)

などが改めて重要で、実践しようと感じた。

また、今までの本は工場などをメインとしたものが多かったが、この本はより身近な事務(書類仕事)の良い例、悪い例も多く、書類仕事の要となる「書式」について詳しい説明があったのが良かったように思う。

この本を読んで私がする3つのこと

☑「強心剤のジギタリス」のように、常に名前だけでなく補足情報(特徴)をつけて呼ぶ
☑データの関連性があるものは実線でなく破線にする(グループ化)
フローチャートは表に書き換え、使用例付きで見方も説明する

既に実践済みのことも多かったですが、職場では人名などを補足情報なしで言われて思い出せないことが多いので、「補足情報をつける」を実行して周りにも広めていきたいと思います。

こんな人におすすめ!

「事務ミス」というタイトルだが考え方は広く応用が効き、事務専門の方だけでなく、書類仕事に関わる全ての人が読む価値のある本だと感じました。

「書類ミスでの手戻りやストレスを減らしたい!」という人はぜひ一度読んでみてくださいね。きっと役に立つヒントが見つかるはずですよ!(^^)/


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●今回の本
「事務ミス」をナメるな! (光文社新書)