【本の紹介】仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則・完全版
- 作者: マーク・フォースター
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2016/10/22
- メディア: Kindle版
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おすすめ度:★★★★★(5/5。おすすめ!)
タイムマネジメントの更なるレベルアップのため購入。
マニャーナの法則とは「新しい仕事は”明日やる”」を基本とした考え方で、「明日まで待てないほど緊急な仕事はない」という考え方を根底とした仕事術。
(正確には、消防や病院などのような明日まで待てないほど緊急な仕事は組織として仕組みを作って対応すべきという考え方を含みます)
内容と良かった点
内容としては既に類書を多数読んでいるためある程度実行済みのことも多かったですが、不徹底により効果不十分だったことに気づくことができた。
中でも
- 1日の仕事を制限する「クローズドリスト」
- 大事な仕事を「とにかくやる(do)」「朝イチに(first)」「毎日(everday)」という「ファーストタスク」という考え方
- 断るときは「落ち着いた声と態度で」断る(過剰に申し訳なさそうにしない)
などが特に勉強になり、今後に活かそうと思った(ファーストタスクについて詳しくは後述)。
また、良かった点として
- 他の時間術の本と比べると、徹底的に「自分の仕事」(=自分一人でできること)に特化しており、「始めようと思えばすぐ始められる」
があった。
ファーストタスクの理想と現実~”じっくりできる”日は来なかった
この本はかなり学びが多かったが、その中でも1つ目の「ファーストタスク」(朝イチに行う大事な仕事)に関する考え方には特に学びが多かった。
ファーストタスクには
- システムを改良する
- やり残しの仕事を片付ける
- プロジェクトをすすめる
などがあるが、これを1つのまとまった時間とせず「5分だけでもいいから朝イチにやる」という考え方は目から鱗だった。
自分自身を振り返っても、ファーストタスクは重要なので”腰を据えてじっくりやろう”としてしまうが、だからこそ緊急の仕事があったとき延期にされやすい(「急ぎでない60分の仕事」は緊急の時はてきめんに延期されてしまう……)。
しかし、経験的にも、ファーストタスク達成の有無はその日の達成感に大きな影響がある。
「忙しい最中も何とかファーストタスクを少しだけ進めた」と「忙しすぎてファーストタスクを全くできなかった」では帰りの気分には大きな差があり、「今日もできなかった……」という日が続くのは自分への信頼を大きく揺らがせる(または、ファーストタスク自体を”夢物語”としてあきらめてしまう)。
今の私はファーストタスクとして「15分」刻みまでは分割しているが、それでもまだまだ延期になる日が多い。
この本の考え方を活かして「ファーストタスク(たまったメモ打ち込み1)」「ファーストタスク(たまったメモ打ち込み2)」のような単純な分割でもいいのでぜひ取り入れてみたいと思う(緊急の仕事があったとき「15分全部」は無理でも「1つ=5分だけ」ならなんとかできるかもしれない)。
この本を読んで私がする3つのこと
☑新しい仕事は「明日やる」を基本にする(仕事を頼まれたら「今日中」「明日まで」「3日以内」で締め切りを確認する)
☑見積もりの制限時間を厳守する(時間になったら一旦やめる)
☑時間のかかるタスクは「5分」まで分解できないか考える
読了後取り組み始め、3種類の締め切りについてはかなり効果がある印象。ファーストタスクの5分までの分割はまだ十分取り組めていないので、ぜひ取り組んで毎日もっと気持ちよく帰りたいと思う。
こんな人におすすめ!
「新しい仕事は『明日やる』」を合言葉にした、仕事のストレスにも効くとても素晴らしい本だと感じました。
「毎日終わらない仕事の山に埋もれ、でも周りも忙しすぎて頼めない……」という人という人はぜひ一度読んでみて下さい。きっと役に立つヒントが見つかるはずですよ!(^^)/
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仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則・完全版